「もののけ姫」は、宮崎駿監督が手掛けたスタジオジブリの名作アニメーションです。 日本の戦国時代を舞台に、人間と自然との関係を描いた壮大な物語です。
映画の中で重要な役割を果たす場所が、タタラ場です。 タタラ場とは、砂鉄から鉄を取り出す製鉄所のことで、日本に古くから存在していました。 タタラ場のモデルとされる実在の場所はどこでしょうか。 また、モデルとなった場所は島根県にあるのでしょうか。
この記事では、映画「もののけ姫」のタタラ場について、その歴史や意味、モデルとなった菅谷たたらについて紹介します。
もののけ姫のタタラ場の場所はどこ?
その中には、ハンセン病患者や身売りされた女性たちもいます。 タタラ場では、砂鉄から鉄を作り、それを武器や農具に加工して売っていました。
エボシは、鉄砲を使って森の神々や動物たちと戦っていましたね。
彼女は、森を切り開いて人間の領土を広げようとしている 一方で、森に住むサンという少女は、人間による森の破壊に反対しています。
サンは、オオカミに育てられた「もののけ姫」と呼ばれる存在です。 アシタカは、呪いを解く旅の途中でこのタタラ場に辿り着きましたが、 エボシやサンと出会い、人間と自然との対立に巻き込まれていきます。
映画では、タタラ場が燃え上がる壮絶なシーンや、神々や動物たちが登場する幻想的なシーンが見どころでしたね。
タタラ場のモデルは島根県?
菅谷たたらには、「金屋子神」という製鉄の神様が祀られています 。 金屋子神は「かなやこ」と読み、映画では「カヤコ」という名前で登場します 。
菅谷たたらは、現在は博物館として公開されており、タタラ製鉄の歴史や技術を学ぶことができます 。 菅谷たたらは、宮崎駿監督が「もののけ姫」の制作にあたって訪れた場所の一つです 。 宮崎駿監督は、菅谷たたらを訪れた際に、「日本の心がここにある」と感じて菅谷たたらの風景や雰囲気を映画に取り入れたそうです。(※映画では架空の設定や演出も加えています)
映画「もののけ姫」は、タタラ場のモデルとなった菅谷たたらを訪れることで、より深く理解することができるかもしれませんね。
アクセス方法は、米子空港から車で約1時間、米子駅からバスで約1時間程です。
営業時間は、9時から17時までで、入館料は大人310円、小中学生210円で、 休館日は、月曜日と年末年始となっています。
菅谷たたらでは、タタラ製鉄の実演や体験もできます。 事前に予約が必要ですが、自分で玉鋼を作ってみることができるので楽しそうです。菅谷たたらの近くには、「もののけ姫」に登場する森や神々に似た景色が広がっているそうですよ。 「神木」と呼ばれる巨大な杉や、「神様の道」と呼ばれる石畳の道などを散策できるので、「もののけ姫」の世界観を感じることができるスポットですね。
興味のある方は、事前に詳しく調べてから足を運んでください!
タタラ場って何?
タタラ場では、砂鉄を炭と一緒に大きなかまどに入れて加熱するのですが、砂鉄から鉄が溶け出し、かまどの底に溜まります 。 これを「玉鋼」と呼ぶそうです 。 玉鋼は、刀や剣などの刃物に加工されます 。 タタラ製鉄は、日本に古くから伝わる技術で、世界的にも珍しい製法です 。 タタラ製鉄は、神聖な儀式として行われており、製鉄師は神様から授かったものとして尊重されていました 。
タタラ製鉄は、日本の文化や歴史に深く関わっており、多くの伝説や逸話が残されています。 例えば、「村雨」という名前の刀は、タタラ製鉄で作られたと言われています。 「村雨」は、「もののけ姫」でアシタカが使っている刀です。
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まとめ
この記事では、「もののけ姫」のタタラ場について紹介しました。 タタラ場は、映画の中で人間と自然との関係を象徴する場所です。 タタラ場のモデルとなった菅谷たたらは、島根県雲南市吉田町にある実在の製鉄所です。 菅谷たたらでは、高品質な鉄を生産し、製鉄の神様「金屋子神」が祀られています。
映画「もののけ姫」は、日本の心を伝える作品とも言えるのではないでしょうか。 タタラ場を通して、人間と自然との関係について考えることができます。 映画「もののけ姫」でタタラ場のモデルとなった菅谷たたらを訪れてみては?