カールじいさんの空飛ぶ家は、2009年に公開されたディズニー・ピクサーのアニメーション映画です。
カールという老人が、亡き妻との約束を果たすために、風船で家ごと空に飛んでしまうという不思議な物語です。
この映画は、世界中で大ヒットし、アカデミー賞やゴールデングローブ賞など数々の賞を受賞しました。
しかし、この映画の結末(ラストシーン)については、分かりにくいと感じる人も多いようです。そこで、この記事では、カールじいさんの空飛ぶ家の結末について解説し、観た人の口コミについても紹介します。
カールじいさんの空飛ぶ家の結末(ラストシーン)について
カールはラッセルの授与式にも参加して、まるで自分の孫かのように見守ります。そして、ダグや犬軍団と共に新しい幸せな日々を過ごしていくのでした。
しかし、この結末(ラストシーン)については、分かりにくいと捉える方も多数いたようです。その理由については、次のテーマで考察を交えながら解説したいと思います。
カールじいさんの空飛ぶ家の結末(ラストシーン)は分かりにくい?
この結末(ラストシーン)が、分かりにくいと感じる理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- カールが家を手放すことで、エリーとの約束を破ったように見える。
- マンツが死んだことで、悪役に対する罰が重すぎる。
- カールがラッセルの授与式に出席したことで、ラッセルの父親との関係がどうなったか分からない。
など、いろいろな疑問点が取り上げられています。これらの点については、以下のように考えることができるのではないでしょうか。
①カールが家を手放すことは、エリーとの約束を破ったのではなく、エリーから新しい冒険を始めるように促されたことを、受け入れられたのです。エリーは、カールに「ありがとう」というメッセージを残しており、カールはそれを見て笑顔になれました。エリーはカールに幸せになってほしかったと考えられます。
②マンツが死んだことは、悪役に対する罰ではなく、彼自身の執着が招いた悲劇です。マンツは幻の鳥を捕まえることに固執しすぎて、自分の人生や仲間を見失ってしまいました。彼は最後まで自分の正しさを主張しようとしますが、それが仇となったのでしょう。
③カールがラッセルの授与式に出席したことは、ラッセルの父親との関係がどうなったかではなく、カールがラッセルの父親代わりとなったことを意味しているのでしょう。ラッセルはカールをお父さんのように慕い、カールもラッセルを大切に思っています。二人は家族のようになったのです。
以上のように考えると、この映画の結末(ラストシーン)は、カールとラッセルが新しい冒険を始めることが想像できる、明るく希望に満ちたものだと言えるでしょう。
カールじいさんの空飛ぶ家を観た人の口コミは?
カールじいさんの空飛ぶ家を観た人の口コミは、以下のようなものがあります。
『カールじいさんの空飛ぶ家』に投稿された感想・評価 – Filmarks映画
- この映画は、冒頭からぐっとくるものがありました。カールとエリーの夫婦の人生を見るたびにちょっとほろっとなります。エリーはカールに「ありがとう」というメッセージを残しており、カールはそれを見て笑顔になります。エリーはカールに幸せになってほしかったのです。
- この映画は、風船で家を飛ばして、綺麗な景色を見て終わり、みたいな話だと思ってたので、いい意味で期待を裏切られた。歳をとって希望を失いかけたカールじいさんに、不意に訪れた機会。そこから始まる予想外の冒険。いいさ、家なんてどうでもいいさ。大切なものは心だけだよ。そんなメッセージが伝わってきました。
- この映画は、ピクサーで1番好き。何回も見てる。じいちゃん、ふとっちょ、しゃべるいぬ。個性しかないよね。カールじいさんがツッコミ役に回るけど、家を風船で飛ばそうとしてるから冷静にすげえよ。
カールじいさんの空飛ぶ家 の映画レビュー・感想・評価 – Yahoo!映画
- 素直に感動できる、良い映画でしたね。冒頭のシーンの時点で涙した人も多いのではないでしょうか。
- 割といい感じで始まるのだけど途中で出てくる子供が全然かわいくない。むしろ冒険家のじいさんのほうに肩入れしてしまう。この人のほうがやろうとしてる事の筋は通ってる気がする。
- 大好きだった妻を亡くし、1人になってしまったカールおじいちゃん。頑固なおじいちゃんに着いてきてしまった男の子と、旅先で仲間になったワンチャンと、ある場所へお家と共に旅に出る✩
- ピクサーはすごい!何度見ても名作だと感じさせられる。
カールじいさんの空飛ぶ家のレビュー・感想・評価 – 映画.com
- のんびりとした話だと思っていたら、かなりの冒険映画でした。その展開が、とても楽しかったです。魅力的なじいさんですね。年をとっても、かっこいいじいさんでした。
- カールはエリーと一緒に行きたかった場所に向かうため、大切な"家"を風船で空に持ち上げる。しかし、冒険が進むにつれて"家"の重さが浮力に負けてしまう。その家に"しがみついて"、自由に動けないカール。そこで、ラッセルを救いたいと思った時に彼が決心したのは、重さの元となっていた"思い出たち"を手放すことだった。
- 映像がすばらしいです。
- 予想以上に感動した。老人、老害、そんな言葉があるけど、老人たちには心の底から大事なこと、妥協できないことが、必ずあるのだと思った。
カールじいさんの空飛ぶ家に関しては以下も検索されています、ぜひ参考にしてください!
まとめ
カールじいさんの空飛ぶ家は、カールとラッセルの心温まる冒険を描いた映画です。この映画の結末(ラストシーン)については、分かりにくいと感じる人もいますが、カールがエリーとの約束を守りながら、新しい幸せを見つけたことを示しています。
この映画を観た人の口コミは、概ね好評で、感動したり、笑ったり、考えさせられたりしたというものが多くあります。この映画は、ピクサーの名作のひとつとして、多くの人に愛されています。