インディジョーンズシリーズの第3作目として1989年に公開された『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は、考古学者で冒険家のインディアナ・ジョーンズが父親と共に、ナチス・ドイツ軍との争奪戦を繰り広げながらキリストの聖杯を探すアクション・アドベンチャー作品です。
この映画では、インディと父ヘンリーが聖杯を見つけるために、3つの試練に挑戦する場面が印象的です。また、インディの恋人であるはずのエルザが、実はナチスと手を組んでいて、偽の聖杯を選んで命を落とすという衝撃的な展開もあります。
この記事では、映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』における3つの試練と、エルザが偽の聖杯を選んだ真相について、あらすじとネタバレを交えながら考察していきます。
インディジョーンズ/最後の聖杯の試練まとめ!
1.神の息
神への畏敬と謙虚さを求めるものです。自分の罪や過ちを認めて許しを請う姿勢が必要とされ、インディはこの試練をクリアすることができました。
2.神の言葉
神への知識と敬虔さを求めるものでしょう。自分の思い込みではなく、神の真名を正しく呼ぶことが必要なのです。インディはこの試練もクリアすることができました。
3.神の道
神への信頼と勇気を求めるものだったのです。自分の目や理性ではなく、神の導きに従って行動することが必要とされます。インディはこの試練もクリアすることができました。
エルザが偽の聖杯を選んだ真相を考察!
聖杯にたどり着いたインディたちを待っていたのは、700年という歳月をかけて聖杯を守り抜いた騎士でした。彼はインディたちに、正しく選べば永遠の命が、選択を誤れば死に至るという聖杯の秘密を告げます。
そこへドノヴァンとエルザが後を追って入ってきて、聖杯はどれかを問います。そこには無数の黄金色に煌めく杯が並んでいました。ドノヴァンは学者のエルザに選択を託し、彼女が選んだ黄金の美しい杯で水を飲み干します。するとドノヴァンの顔はみるみるミイラ化していき、ついには朽ちて灰になってしまいました。
インディは「イエスは大工だった」と、一見なんの変哲もない、黄金でもない普通の杯を選び、無事ヘンリーを救うことができたのです。
では、エルザはなぜ偽の聖杯を選んだのでしょうか?彼女は本当に間違えたのでしょうか?それともわざとだったのでしょうか?
エルザは聖杯に魅せられていたのでしょう。彼女は、聖杯がどれかわかっていた可能性もありますが、ドノヴァンに偽物を渡して自分だけ本物を手に入れようとした可能性もあります。しかし、その計画は失敗し、ドノヴァンが死んでしまいます。
インディが本物の聖杯を見つけ出しますが、その際に地震が起こり、聖杯が落ちてしまいます。エルザはインディに助けられながらも、同時に落ちている聖杯に手を伸ばします。しかし、そのせいでインディの手は滑り落ちて、奈落の底へと落ちていきました。
まとめ
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は、インディと父ヘンリーが聖杯を探す冒険ストーリー。3つの試練をクリアしたインディは、聖杯を見つけ出しますが、ナチスやエルザの裏切りによって危機に陥ります。最終的には、聖杯を守る騎士の言葉に従って、聖杯をその場に残して去ったのです。
この映画では、聖杯という神秘的な宝物が重要な部分を担いますが、それ以上にインディと父ヘンリーの親子関係が描かれます。2人は冒険を通して互いに理解し、和解します。また、エルザというヒロインも登場しますが、彼女は聖杯に執着して自滅する悲劇的なキャラクターです。
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は、アクションやユーモアだけでなく、感動や考察も楽しめる作品となっています。