2023年6月9日からいよいよ全国で公開が始まる「リトル・マーメイド」実写版!ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話「人魚姫」を原作とした作品で愛され続けている物語です。
2023年にウォルト・ディズニー社はなんと創立100周年を迎えるのです!その記念の年に色あせない名作を実写映画化することが決定し、それがリトルマーメイドが抜擢されたわけです。
昨年にはすでに解禁されている実写版の特別映像ではアリエルがいました!そして少しだけ歌うのですがすごい歌唱力と美声、歌声に歓喜の声があがり、この時点ですでに全世界から注目を浴びているアリエル本人とリトルマーメイドの映画。それがいよいよ来月6月に公開されるのでワクワクしますね。
そして実は、今回の実写版リトルマーメイドと原作では違いがあるようなんです。いくつか違いがあるのですが、大きいのは結末が全く違うことです。
今回の記事では、
- リトルマーメイドの結末(最後)はどうなるの?
- 原作との違いは?
- どうして原作と結末を変えたの?
ということを紹介していきますので、いよいよ公開の実写版リトルマーメイドを見る前に原作との話の違いを理解しておきましょう。
リトルマーメイドの結末(最後)はどうなるの?
リトルマーメイドの結末はハッピーエンドです。
このリトルマーメイドのお話は、アリエルは人間になりたいことと、エリックに会いたいことでアースラと契約を交わします。その契約がアリエルが人間の脚をもらえる代わりにアリエルの声をアースラに渡すというもの。そして3日間以内にエリックとキスをしなければ、元の姿に戻ってしまいアースラの奴隷になるという約束なのです。
その契約をアリエルは無邪気にも交わしてしまうのですが、この点ではアリエルが深く考えらえない子供のようなイメージもありますし、憧れや夢のためにチャレンジするという勇気も感じることができますよね。
アリエルが必死に挑戦しなければ、このような結末にはならなかったのです。
原作との違いは?
原作の結末はリトルマーメイドの物語と全く違うものになっています。原作では王子は人魚姫のアリエルではなく違う女性と結婚してしまいます。
そして人間から人魚に戻るには、王子の返り血を浴びるというのが条件になっていたので、人魚姫の姉たちは人魚姫のために剣を用意し人魚姫に渡し、人魚姫は王子を狙います。しかし、人魚姫は王子に恋をしているのでどうしても殺すことができません。殺すことができないので、自分で海に身を投げ、泡になってしまい、風の精に生まれ変わって空に浮かんでいくというのが、原作の結末です。
リトルマーメイドの物語は恋も夢も手に入れてハッピーエンドなのですが、原作は180度違う悲しい結末なのです。
他の原作と違う点は、人魚たちの決め事です。リトルマーメイドでは父親の言いつけで人魚たちは海の上に出てはいけないものとなっていましが、原作の人魚姫では、16歳までは海の上にでてはいけないというものでした。
このような小さな違いは少しあるのですが、結末は全く違うので驚きますよね。
どうして原作と結末を変えたの?
原作と結末を変えた理由はやはり「ディズニー」だからこそでしょう。
ディズニーは子供はもとより大人にも夢を与える世界です。その世界での終わりが原作通りであると、好きな人と結婚もできず、アリエルは海に身を投げて死んでしまうなんて悲しすぎる結末になるからです。
ディズニーの映画は暗黙の了解としてすべてハッピーエンドで終わるようになっています。
確かにディズニーのあの素敵なタッチの絵にバッドエンドは悲しくて合わないし、辛くて見ていられないかもしれませんね。ディズニーに求めるのは世界観や夢、そのディズニーらしさを叶えるために変えたのでしょうね。
リトルマーメイドに関しては以下も検索されています、ぜひ参考にしてください!
まとめ
リトルマーメイドの結末は、アリエルは人間になりたいという夢を叶え、恋していた王子と結婚するというハッピーエンド。それに対して原作の人魚姫では、王子は別の女性と結婚し、人魚姫は海に身投げして泡となってしまうという悲しい物語。
原作の人魚姫が悲しい結末なのに対してリトルマーメイドはハッピーエンド!180度違う結末で幕を閉じているのです。
リトルマーメイドはディズニー作品であり、ディズニー作品は夢と希望にあふれたものであるべきなので結末をハッピーエンドに作り替えたのだろうと推測できます。