ジブリの名作『もののけ姫』におけるキャラクター、こだま。
小柄な体で色白く、目と口にも見えるような黒い丸が印象的です。それらは何者なのでしょうか?大きくなると何になるのでしょうか?
こだまは不思議な見た目と、謎に包まれたキャラクターです。今回は、こだまの謎について考察してみました。
「もののけ姫」こだまの正体は?
- こだまは漢字で書くと『木霊』
『もののけ姫』におけるこだまは、ひらがなかカタカナで表されていますが、漢字で「木霊」と書きます。
本作の舞台となっているのは中世の日本で、古来から、森林の樹木には神が宿っていると信じられてきました。
樹齢何千年を超える樹木には、木霊という精霊(妖怪ともいえる)が宿っているといわれています 。
「もののけ姫」こだまは大きくなると何になるの?
こだまは木の精霊として森に住んでいますが、彼らはいつまでも小さな姿でいるのでしょうか?もしかしたら、大きくなって別の姿になるのかもしれません。
こだまが大きくなると何になるのかについて、ある有力な説があります。それは、一体何なのでしょうか!
こだまの進化系はトトロだった!?
こだまがトトロになるという説は、ジブリファンの間で囁かれたりもします。その根拠として挙げられるのは、以下のような点からでしょう。
このように、こだまとトトロには共通点が見られます。もしかしたら、こだまが成長すると毛深くて大きな体になり、木の守り神に変身してしまうとか。
勿論、これはあくまでファンの考察であり、公式に認められたものではありません。ジブリ作品は、裏話などたくさん存在しているので、いろんな考察をしてみるのもジブリ作品の楽しみかたのひとつでしょう。
「もののけ姫」のなかでこだまの役割は?
こだまは映画の中で、森の豊かさや生命力を象徴する存在として描かれています。アシタカが初めてこだまを見たときには、「好きにさせておけば悪さはしない。森は豊かなしるしだ」と言っています。
また、シシ神が死んだ後にも、ひとりぼっちで首を振りながら生き延びたこだまが映され、森の再生への希望を感じさせてくれます。
こだまは「もののけ姫」の中で、人間と自然の対立や共存をテーマにした物語において、自然の美しさや恐ろしさ、そして不思議さを表現する重要な役割を果たしています。
「もののけ姫」こだまは可愛いと人気?
「もののけ姫」におけるこだまは、不思議な生き物として描かれていますが、その一方で可愛らしいと人気があります。それらの特徴的な姿やしぐさは、多くのファンの心をつかんでいます。
例えば、こだまの後ろ姿は、おしりが丸くてぷっくりしているのがとても可愛いです。また、こだまがアシタカにおんぶされたり、サンに抱きついたりするシーンも、親しみやすさや愛らしさを感じさせます。
こだまはトトロと似ているという意見もあります。トトロも白い小さな体と三つの穴が開いた顔をしたキャラクターで、森に住む精霊として描かれています。宮崎駿監督は、こだまはトトロの進化系だという説を否定していますが、こだまとトトロは同じような魅力を持っていると言えるでしょう。
こだまは「もののけ姫」において、自然の象徴として重要な役割を果たしていますが、一方で可愛いキャラクターとしても人気があります。こだまのグッズも多く販売されており、ファンに愛され続けています。
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まとめ
こだまは小さくて白い体で、顔には黒い穴が三つだけ開いています。その姿は不思議で可愛らしいですが、首を振ってカラカラという音を出すことで不気味さも感じさせます。こだまは物語中で直接的に戦闘や会話に関わることはありませんが、自然そのものであると同時に自然の美しさや神秘さを表現しています。彼らは、人間と自然の共存というテーマを象徴する存在なのではないでしょうか。
こだまは『もののけ姫』の中で、珍妙で可愛らしいキャラクターですが、同時に深い意味を持つキャラクターなのです。こだまは人間と自然の関係性を考えさせてくれる存在なのでしょう。彼らに注目して『もののけ姫』を見直してみると、新たな発見があるかもしれませんね。