映画『タイタニック』は、1912年に起きたタイタニック号の沈没事故をもとにした恋愛映画です。主人公のジャックとローズは、身分や立場の違いを乗り越えて愛し合いますが、悲劇的な別れを迎えます。
映画のラストシーンでは、100歳になったローズが、ジャックからもらった「碧洋のハート」を海に投げました。このシーンは、観る人にさまざまな感想や疑問を抱かせたところでしょう。
ローズはなぜ、貴重なネクレスを捨てたのでしょうか？また、この宝石は実在するものなのでしょうか？この記事では、その謎に迫ります。
タイタニック映画でローズが最後にダイヤのネックレスを捨てたのはなぜ？
タイタニックのデッサンシーン
— 福笑 (@smile106uvu) June 24, 2023
ローズが身につけるダイヤは
「碧洋のハート（the heart of ocean）」
モデルは
「ホープダイヤモンド」
このダイヤモンドは持ち主を破滅させると言われている
この映画では沈没
ちなみに
ディカプリオとケイト・ヴィンスレットは
この時、初対面
緊張した顔合わせ pic.twitter.com/VBgAyVmGsH
彼女がネックレスを捨てた理由は、以下のように考えられます。
①ネックレスに価値や思い入れを感じていない
婚約者であるキャルドンからもらったのですが、彼女はキャルドンに愛情を感じていませんでした。むしろ、彼から逃れるために命をたとうとまで起こしています。
ネックレスはキャルドンから「私があなたを買った証」と言われるほど高価なものでした。ローズはその言葉に反発して、「あなたは私を買ったつもりね」と言っています。
②ジャックを思う気持ちが本心で、「碧洋のハート」に執着しなかった
ローズは、ジャックと出会ってから、生きる喜びや楽しさを知りました。
ローズはジャックとの愛を確信していて、宝石に執着しなかったのです。
③ローズは過去に別れを告げて、新しい人生を始めることを決意した
ネックレスを捨てることで、過去に別れを告げて、新しい人生を始めることを決意したのでしょう。彼女はジャックとの愛を忘れることはなかったでしょうが、それを引きずることもありませんでした。
ダイヤのネックレスを捨てるシーンはもう１つあった!?
ローズが「碧洋のハート」をどうするかについて、２つ用意されていました。
映画で採用されたのは、「ケース1」の方ですが、「ケース2」も撮影されていたようです。
「ケース2」では、ローズがみんなにダイヤを見せてから、海に投げようとします。ブロックという深海調査の男が引き止めて、ダイヤを触らせてもらいます。ローズは彼に対して、「あなたは間違った場所で宝石を探してるわ。人生だけが値段がつかないもので、一日一日が大切なもの」と言って、宝石を海に投げます。
ネックレスを捨てるシーンで伝えたいことは何？
「ケース1」で採用されたシーンでは、ローズは何を伝えたかったのでしょうか？彼女はなぜ、誰にも知られずにネックレスを捨てたのでしょうか？
映画の中で、ローズはネクレスをもらった時に、喜んだり感動したりする様子は見せませんでした。むしろ、キャルドンに「あなたは私を買ったつもりね」と言って、反発しています。
ジャックがローズの肖像画を描く時にも、ネクレスを外しています。これは、ローズがジャックに対して自分の本当の姿を見せたかったからでしょう。
ローズがネクレスを投げる際に、少し微笑んでいました。その表情からは、ジャックとの愛を確信していて、ネックレスに執着がないことの表れなのです。
また、ローズがネクレスを捨てることで、タイタニック号の沈没やジャックの死という過去に別れを告げて、新しい人生を始めることを決意しているように思います。
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まとめ
映画『タイタニック』で、ローズが最後に「碧洋のハート」を投げた理由は、以下のようにまとめられました。
・ネクレスに価値や思い入れを感じていなかった
・ジャックとの愛を確信していて、ネクレスに執着しなかった
・過去に別れを告げて、新しい人生を始めることを決意した
また、このネクレスは実在するものではなく、架空の宝石ですが、モデルとなった宝石は存在します。「ホープダイヤモンド」という、世界最大のブルーダイヤモンドで、「呪われた宝石」としても有名です。
映画『タイタニック』は、恋愛だけでなく、人生や価値観についても考えさせられる作品でした。
ローズが捨てたネクレスは、「この世で最も大切なもの」を問う象徴でもあったのです。
