風の谷のナウシカは、宮崎駿監督が原作・脚本・監督を務めたアニメーション映画として有名ではないでしょうか。
1984年に公開され、世界中で高い評価を受けました。しかし、この作品はスタジオジブリの作品ではありません。
では、なぜジブリとして紹介されることが多いのでしょうか?この記事では、風の谷のナウシカの制作会社やスタジオジブリとの関係について解説していきます。
風の谷のナウシカはジブリじゃないって本当!?
風の谷のナウシカは、スタジオジブリが設立される前に制作された作品です。
しかし、風の谷のナウシカの制作費がかさんだため、経営難に陥ったトップクラフトは、1985年に倒産したといわれています。
風の谷のナウシカの制作会社はどこ?
風の谷のナウシカは、トップクラフトが倒産した後も配給権や著作権を持っていました。
そのため、スタジオジブリは風の谷のナウシカを、自社作品として扱うことができるようになりました。
風の谷のナウシカがジブリとして紹介されるのはなぜ?
風の谷のナウシカは、スタジオジブリが設立される前に制作された作品であることは、説明済みですね。制作会社のトップクラフトというアニメーション制作会社は倒産し、宮崎駿監督や高畑勲監督はスタジオジブリを設立しました。
また、風の谷のナウシカは、スタジオジブリが制作した他の作品と、共通するテーマや世界観などがよく似ています。そのため、風の谷のナウシカはスタジオジブリ作品として紹介されることが多くなりました。
自然と人間との関係や、女性主人公の起用などがあげられます。さらに、風の谷のナウシカには、天空の城ラピュタという作品との繋がりがあるという説もあります。
それはまた、別の機会に紹介していきたいと思います。
スタジオジブリの作品順
スタジオジブリが制作した映画作品を、年代の古い順から挙げていきましょう。
1 風の谷のナウシカ(1984年)
2 天空の城ラピュタ(1986年)
3 となりのトトロ(1988年)
4 火垂るの墓(1988年)
5 魔女の宅急便(1989年)
6 おもひでぽろぽろ(1991年)
7 紅の豚(1992年)
8 海がきこえる(1993年)
9 平成狸合戦ぽんぽこ(1994年)
10 耳をすませば(1995年)
11 もののけ姫(1997年)
12 ホーホケキョ となりの山田くん(1999年)
13 千と千尋の神隠し(2001年)
14 猫の恩返し(2002年)
15 ハウルの動く城(2004年)
16 ゲド戦記(2006年)
17 崖の上のポニョ(2008年)
18 借りぐらしのアリエッティ(2010年)
19 コクリコ坂から(2011年)
20 風立ちぬ(2013年)
21 かぐや姫の物語(2013年)
22 思い出のマーニー(2014年)
23 レッドタートル ある島の物語(2016年)
24 アーヤと魔女(2020年)
こうして挙げてみると、どれも一度は目にしたことのあるタイトルばかりです。それだけ、ジブリ作品が名作ぞろいで、いかに私たちの身近にある作品であるかが分かりますね。
風の谷のナウシカに関しては以下も検索されています、ぜひ参考にして下さい!
まとめ
風の谷のナウシカは、宮崎駿監督が原作・脚本・監督を務めたアニメーション映画です。
しかし、この作品はスタジオジブリが設立される前に制作された作品で、制作会社はトップクラフトという会社でした。
トップクラフトは、風の谷のナウシカの制作費がかさみ、残念ながら倒産してしまったのです。その後、宮崎駿監督や高畑勲監督は、スタジオジブリを設立しました。
スタジオジブリは、風の谷のナウシカを含めて宮崎駿監督や高畑勲監督が関わった作品を引き継ぐことになります。そのため、風の谷のナウシカはスタジオジブリ作品として扱われるようになりました。
スタジオジブリが制作した映画作品は、風の谷のナウシカを含めて25本あります。これらの作品は、自然と人間との関係性、女性主人公が多く、共通するテーマや世界観など、酷似しているものが多いことが分かります。
ジブリ作品は、私たちの心に訴えかける作品が多いです。改めて見返すと、懐かしさや感動、当時の記憶といったものを感じることが出来るでしょう。