1989年に公開された映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は、考古学者で冒険家のインディアナ・ジョーンズが父親と共に、ナチス・ドイツ軍との争奪戦を繰り広げながらキリストの聖杯を探すアクション・アドベンチャー作品です。
シリーズ第3作目にあたる本作は、批評的にも興行的にも大成功を収め、アカデミー賞音響編集賞を受賞しました。
本作には、インディの父親役にショーン・コネリーが起用されたことや、インディの少年時代が描かれたことなど、シリーズファンにとって見逃せない要素が盛りだくさんです。
そこで今回は、本作に関するトリビアや裏話をまとめてご紹介します。映画を見たことがある方もない方も、インディ・ジョーンズの魅力に触れてみてください。
インディジョーンズ/最後の聖杯のトリビアや裏話まとめ!
実際に存在する教授
このタイリー博士というのは、ハリソン・フォードが大学時代に哲学を学んでいたリポン大学に実在した教授だと言われています。
ウィリアム・E・タイリー博士は、1950年から1983年までリポン大学の哲学の教授を務めていました。ハリソン・フォードは、1960年から1964年まで同大学に通っており、フォードはタイリー博士から哲学を学び、次第に友人となったそうです。
映画では、インディがタイリー博士の名前を出すことで、自分の大学時代を示唆したセリフになっています。
流れてる音楽の秘密
これはジョージ・ルーカスとスティーヴン・スピルバーグの共通点を示す遊び心だと考えられます。
使われている銃のオマージュ
これは偶然ではなく、意図的なオマージュだと思われます。
実際の年齢差
しかし、ハリソン・フォードとショーン・コネリーの年齢差は実際には12歳しかなく、親子役としては不自然ですね。
コネリーはインディの父親役に抵抗を感じていたのですが、ルーカスやスピルバーグの熱心な説得により、出演依頼を承諾したそうです。
悲しい真実
彼は、1986年に公開された映画『モスキート・コースト』で、ハリソン・フォード演じる発明家の息子役を演じて話題になります。その演技力が評価されて、インディ・ジョーンズの少年時代役に抜擢されたと言われています。
彼の起用は、以前親子役で共演したことがあるハリソン・フォードが推薦したそうです。
インディジョーンズ/最後の聖杯のロケ地はどこ?
特に印象的なロケ地としては、聖杯が隠されている太陽の神殿として登場した“ペトラ遺跡”です。ペトラ遺跡はヨルダンにある古代都市で、岩山に彫られた壮大な建造物が特徴ですとされています。
映画では、神殿へ入るために3つの試練をクリアしなければなりませんが、実際には神殿内部は空洞であり、遺跡自体も観光客に開放されているようです。
本作ではインディの少年時代が描かれており、そのシーンではユタ州でロケが行われました。
少年時代のインディを演じたリヴァー・フェニックスは当時18歳でした。大人時代のインディを演じたハリソン・フォードに似せるために、髪型や服装などに工夫をこらして彼に近づけています。
また、少年時代のインディは鞭を使って傷を負っており、これが大人時代のインディのあごひげの由来となったようです。
インディジョーンズに関しては以下も検索されています、ぜひ参考にしてください!
まとめ
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は、インディと父親の冒険と和解を描いた名作映画です。
本作には、ショーン・コネリーやリヴァー・フェニックスなどの豪華キャストや、ペトラ遺跡などの、壮大なロケ地が魅力的となっています。
また、スター・ウォーズやジェームズ・ボンドなどのオマージュや、ハリソン・フォードの大学時代のエピソードなど、知っていると楽しめるトリビアや裏話も盛りだくさんです。
インディ・ジョーンズシリーズの中でも、最も人気の高い作品ですので、ぜひご覧になってみてくださいね。