夏バテというのはいわゆる自律神経の乱れから起こるものなので、大人も子供も年齢関係なく起こりうる症状なのです。しかも子供は症状が出ていても説明がうまくできなかったり、体調が悪い自覚が無かったりと判断も難しいところなのです。
しかし現代、異常気象による温暖化現象でかなり早い時期から気温が上がっていて今年もすでに学校で熱中症で運ばれたというニュースを何件も見かけています。自分の子供も明日は我が身ですよね。
夏バテに一度かかるとなかなか治りづらくなってしまうので、まずは夏バテする前に予防すること、そして症状が出始めた時に気遣う食事など知識を持っておくことで長引かせないことも可能となります。
今回の記事では、
- 子供が夏バテした時の食事は何がいい？
- 子供の夏バテ予防法
- 子供の夏バテの症状は？
などを紹介していきますので、情報をたくさんGETして今年の夏は子供に夏バテさせない、しても早い対応で長引かせない、元気な夏やすみを過ごせるようにしていきましょう。
子供が夏バテした時の食事は何がいい？
子供が夏バテしたときには食欲がなくなりがち。でも少しでも栄養は取っておかないと栄養失調にもなり悪循環により夏バテが長引いてしまいます。
少量でもよいので栄養のあるものを食べさせるようにしましょう。
特に意識するのは、たんぱく質、ビタミン類の摂取です。特にビタミンB1を意識して取るようにすると良いでしょう。
０歳
離乳食で食べられるもの中で取り入れられるおすすめ食材は以下の通りです。以下のものをペーストしてあげてもよいですね。
- 豆腐
- 納豆
- かぼちゃ
1歳～6歳
1歳から6歳は食べるものも増えていますので、以下のようなものが夏バテにお勧めです。
- ブロッコリー
- トマト
- おくら
- カレーライス
- ミートボール
7歳～
７歳になるとスキキライ以外は何でも食べる事ができるでしょうから、上記１～6歳のものも含めて食べる事ができます。
- 枝豆
- もも肉、ひれ肉
- トマト
- ゴーヤ
- 納豆、おくらのネバネバ丼
- ウナギ
子供の夏バテ予防法
子供の夏バテを予防する方法の一番は規則正しい生活習慣です。まずこの生活習慣を基本的にずらさず整えておくことが大前提です。生活習慣のリズムが狂えばあっとう間に夏バテです。
早く寝て毎朝同じ時刻に起きて朝日を浴びること、三食同じ時間にとること、睡眠はたっぷりとることを心がけておきましょう。そのうえでさらに夏バテを予防する方法を紹介します。
適度な運動で汗を流す
汗をかくのは夏バテにならない有効な方法です。汗をかくことは体が正常に動いている証拠で体内のミネラルバランスを整えてくれます。
軽い運動をする癖付けをして適度に体に負担をかける事で疲労して寝付くのもよくなります。
良質な睡眠
夏バテをしないためにも良質な睡眠は必須です！良質な睡眠の確保は、時間と睡眠環境がポイントです。時間は子供の年齢に合わせた時間しっかり毎日確保しましょう。
そして睡眠環境は、寝具は子供に合ったもの、そしてエアコンや扇風機などで少し温度を低めにしておくことで寝付きがよくなりますし、朝まで弱めの冷房をしておくことで熱中症予防にもなります。
さらに湿度もある程度保ち清潔な環境も心がげましょう。
栄養バランスの良い食事
夏バテしないためにはしっかり食べること、栄養をしっかり取ることが重要です。特にこの夏の時期には、タンパク質、ビタミンB1、B6、ビタミンCを意識的に取るようにしましょう。
そして同じ食事時間によく噛んでゆっくり食べる事を意識しましょう。
水分補給
なによりも大事な水分補給です。人間の体は半分以上水でできているので水分は常に補給が必要です。汗をかく量が多い時期なのでいつも以上に飲むことが必要です。
そしてジュースや甘い飲料はさけて、ミネラル分が多い麦茶や水を飲むこと、そして一気にたくさん飲むのではなく、こまめに何度もちょっとずつ飲むことを心がけてください。
エアコンの温度調節
過去はエアコンをつけっぱなしで朝まで寝る事なんて考えられませんでしたよね。でも現代はエアコンは途中で切らず朝までつけっぱなしが奨励されています。
もちろん体には直接当てないことや温度を低くしすぎないことなどが大事ですが、ここで電気代をケチることで熱中症をおこします。寝ている間の熱中症はとても危険です。
適温を維持して浅間で快適な温度調整を行いましょう。
子供の夏バテの症状は？
夏バテというのは自律神経の乱れです。交感神経と副交感神経がうまくバランスが取れていないため、体温の調節もうまくいかず、内臓の活動を不活発化させてしまい代謝もしなくなってしまうのです。
そして対応できなくなったからだは不調として表現されます。症状を子供は特にうまく言葉で伝えられないので、代弁してあげるか具体的に質問をしてあげてください。
- 一日中身体がだるい
- やる気が出ない
- 胃が気持ち悪い
- 便秘
- 下痢
- 胃腸の不良
- 眠れない
- 足先や指先が冷たい
上記が体に出る症状です。
しかし、実は精神面でも症状が出ることがあります。例えばイライラで怒りっぽい、不安にかられる、心配症になるなどという傾向もあります。
暑いから寝られない、睡眠不足から不調につながっていくという悪循環から起きる事もあるので、十分に夏バテ予防をして夏バテになった際にはしっかり休養を取りましょう。
まとめ
子供が夏バテした時の食事は、たんぱく質、ビタミン類の摂取を基本にして、特にビタミンB1を意識して取ると良いでしょう。
夏バテの予防には規則正しい生活習慣が基本です。そのうえで適度な運動、良質な睡眠、栄養のある食事、エアコン調節など夏バテの予防できることはしておきましょう。
特に睡眠はいつも以上に深い眠りを意識するため夜間のエアコンもONにしておくことをお勧めします。
