千と千尋の神隠しで、見ながら少し違和感を感じたところはありませんでしたか?多くの人が感じていて、旧ツイッターでも話題となったり、ネットでも質問が飛んでいたことがありました。
その違和感の一番が「千尋の両親が冷たい」「千尋のお母さんが千尋に冷たくない?」などということでした。
今までのジブリ作品からは考えられないので、みんなちょっと戸惑ってしまったのではないでしょうか?
となりのトトロのサツキとメイのお母さんは、THE優しいお母さんでそれを基準に見ているから違和感を感じているだけで気のせいなのでしょうか?
実は、この千尋の両親が、冷たいというよりクールな感じなのは、意図をもってそうしているのです!そうなるどどんな意図なのか気になりますよね。
今回の記事では、
- 「千と千尋の神隠し」両親はなぜ千尋に冷たいの?
- 千と千尋の神隠しでお父さんが食べていたものは何?
- 千と千尋の神隠しで両親が豚になった理由はなぜ?
など千尋の両親にクローズアップしていきますので、気になる方は最後まで読んでくださいね。
「千と千尋の神隠し」両親はなぜ千尋に冷たいの?
千と千尋の神隠しの両親が冷たいと違和感を抱いた人、それは違和感ではなく、意図してそうされていることなのです。宮崎駿監督のジブリの世界観の両親とは程遠いイメージですよね。
千尋のお父さんは、荻野明夫さん、お母さんは荻野悠子さんという名前です。
つまり、千尋の両親のクールさは「演出」です。
しかも、昔のお母さんのイメージはやはり、やさしさ、包容力、懐の大きさなどが代名詞ですが、現代のお母さんはちょっと違ってきていますよね?そこにも合わせている部分もあるでしょうね。リアリティがあるとも言えます。
実際に声優の沢口靖子さんも宮崎監督から以下のように依頼されていたとのことです。
「あまり子供に対してきちんと正対しているお母さんではなく、お父さんが言うことにわりといつも反対する現実的なお母さん。でも最終的にはお父さんの言うことに従っている。そんな感じを出してください」」
こういう裏話を聞けるともう一度そういうところを意識して映画を見直したくなりますよね(笑)。
千と千尋の神隠しでお父さんが食べていたものは何?
千と千尋の神隠しで、両親が図々しく勝手に食事を食べてしまうシーンがあります。
その時にお父さんが食べている肉のようなものは何?と話題となりました。
話題となった後にすごいことに、旧ツイッターでアニメーターの米林宏昌さんが謎明かしをしてくれて、これもかなり話題となりました!
衝撃ですよね。
実際に、宮崎監督の絵コンテにシーラカンスの胃袋と書いてったのか、レイアウトに描いてあったのかは定かではありませんが、指示だったようです。
でも、原画より3倍くらいプルプルな様子にしたのは、米林監督だそうですよ!
しかも、この真相が明かされたのは、アニメ放映から20年経過した後でした。それもあって、なんと「シーラカンスの胃袋」という言葉がトレンド入りするほどでした。
千と千尋の神隠しで両親が豚になった理由はなぜ?
千と千尋の神隠しで、両親が豚になりました。衝撃でしたが、あれは何で豚になったのでしょうか?
千尋の両親はお腹が減っていて、目の前にたくさんの食べ物があったけどそこには店主もいないという状況で、後で金を払うからとりあえずたべちゃおうと勝手に食べたのです。
そしてその勝手に食べたものこそが、油屋へ来る神様たちに献上する料理だったのです。
湯婆婆も「お客様の食べ物を豚のように食い散らして当然の報いだ」と怒っていました。
千尋はその料理たちを食べていませんでした。
とても自分勝手で卑しい両親の姿が描かれていました。
千尋がたくさんの豚の中から両親を見つけだしたので、最終的には両親も人間の姿になって元の世界へ戻ることができました。
きっとこの物語は、千尋が成長するストーリーになっているのですが、両親の勝手さや姿が千尋とかなりギャップを感じてしまいますよね!
千と千尋の神隠しは以下も検索されています、ぜひ参考にしてください!
まとめ
千と千尋の神隠しの両親は、意図して冷たく、クールに描かれています。
作画の監督は、今までのジブリ作品に出てくる両親のイメージにせず、クールで家族の和が乱れるところにいない人というのを意識して設定したと語っています。
敢えて現代に沿って、さらに今までのジブリとは違う両親像を作っていたのです。
その両親が、神様に献上する食べ物を勝手に食べてしまい、罰として豚になってしまいます。
その時に食べているお父さんが持っていた肉が「シーラカンスの胃袋」です。これは20年越しにツイッターでつぶやかれた事実だったのです!
衝撃ですよね!