千と千尋の神隠しは、きれいで不思議な世界観の映画です。
キャラクターのインパクトも抜群で、アオガエル、かおなし、銭婆、湯婆婆、坊など、かわいくて不思議な生き物だらけで、ワクワクしますよね。
その一人に、釜爺がいたのを覚えていますか?顔は渋いおじいちゃんで、手足が蜘蛛のように長くて自由自在に動く生き物。釜爺は、油屋のボイラー室の担当でした。
独特な見た目でもやさしさを感じる釜爺の声優はなんと、大物俳優の菅原文太さん!渋いかっこいい俳優さんで、アカデミー賞の最優秀助演男優賞も受賞している実力者です。
釜爺自体も素敵ですが、声優さんの正体を知って好きになった人もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、
- 千と千尋の神隠しの釜爺の正体は?
- 千と千尋の神隠しの釜爺のモデルは誰?
- 千と千尋の神隠しの釜爺と湯婆婆や銭婆との関係は?
千と千尋の神隠しの釜爺の正体は?
千と千尋の登場する、不思議で独特なボイラー室担当のおじいちゃん、釜爺。
口にひげを蓄え、黒いサングラスをしている渋い顔に、腕が6本、そして腕はかなり長くて、自由自在に動き回る機械のようです。見た目はまるで蜘蛛ですね。
そんな釜爺の正体は何なのでしょうか?
さらに、イザナギではないかという説。イザナギは日本に伝わる神の一人。一度天国にいって切符で帰ってきたという説があります。千尋に切符を渡したのが、釜爺なので、もしかしたらイザナギなのでは?とも言われています。
真相は明らかではありませんが、上記からすると織り交じったものなのではないかと個人的には感じました。
千尋が初めて出会った時は、少し怖い感じで冷たく千尋に接する感じでしたが、一緒にいるにつれお互いに心を開いたのか、良い関係になります。
のちには、千尋を助ける存在になり、本当に千尋のおじいちゃんみたいでした。
千と千尋の神隠しの釜爺のモデルは誰?
そして、虫なのか神なのかわからない釜爺ですがモデルはいったい何でしょうか・・。
その中でもザトウムシに似ていると言われています。
ザトウムシも、細長-い脚を持っています。そして体ま丸っこい感じ。蜘蛛にも似ていますが、別の虫で、明らかに足が異常に長いのです。
目のやさしさが釜爺のやさしさにも感じるという声もあります。実はザトウムシには目がないという説があるんです。それもあって、釜爺はサングラスをしていますが、もしかして目が見えていないのかも。いや、実はサングラスの下に目がないのかもしれません。
そうなると、ザトウムシ説はリアルな感じもしますね。
千と千尋の神隠しの釜爺と湯婆婆や銭婆との関係は?
さて、そんな不思議な釜爺は、油屋の店主、湯婆婆と、千尋に切符を渡した先の銭婆と関係があるのでしょうか?
まず、湯婆婆ですが、湯婆婆は店主なので、そうなるともちろん釜爺は使われの身であります。しかし、聞きましたか?釜爺は、なんと湯婆婆のことを呼び捨てにしています。
他の従業員は「湯婆婆さま」と呼ぶのに、釜爺は呼び捨てとなると、なかなか近しい関係なのではないででしょうか。二人の絡みはストーリーの中にないのですが、ボイラー室を完全に一人で任せているので、湯婆婆も信頼を置いています。
さて、それでは、釜爺と銭婆はどうでしょうか?
こちらの二人も直接絡むことはストーリーの中ではありません。
しかし、千尋が銭婆のところに行くとき、行く方法、そこまでの切符をくれました。そしてそこで一言
「銭婆の所へか?あの魔女は怖ぇーぞ」と言いました。
とすると、釜爺は銭婆のことも知っているということですね。しかも、湯婆婆のことは恐れていないけど、銭婆のことは恐れている感じもあります。
恐れているというよりは、一目置いているように思うのです。
二人に直接関係があったのかは定かではありませんが、とにかく、釜爺は銭婆、湯婆婆のことは何でも知っているという感じがします。
千と千尋の神隠しは以下も検索されています、ぜひ参考にしてください!
まとめ
銭と千尋の神隠しに登場する不思議な生き物の一人、釜爺。
釜爺の正体は物語の中では明らかにはなっていませんが、宮崎駿監督のオリジナルのキャラクターという線が一番濃そうです。
もうひとつ、イザナギではないかという説。イザナギは日本に伝わる神の一人で天国からよみがえったとされます。釜爺も一度黄泉の国から帰ってきた生き物なのかも。
そしてモデルとしては、ザトウムシではないかと言われています。見た目的に長細ーい脚の持ち主であること、目が不自由であることから、そう考察されているみたいですが、真相は明らかではありません。
釜爺と湯婆婆、銭婆は映画の中では直接接触はしませんが、釜爺はこの二人のことを何でも知っているように思います。
きっと長い付き合いの三人なのではないでしょうか!