千と千尋の神隠しには、たくさんの不思議なキャラクターや不思議な物があふれていて素敵な世界観ですよね。
強烈なキャラクターと言えば、油屋の店主の湯婆婆と別に住む銭婆。見た目も性格も強烈で、誰もが覚えているのではないでしょうか？
千尋が、油屋で働きたい！と湯婆婆に言った時、最初はダメだと言われていましたが、坊が暴れていてそれをなだめるのに夢中で、適当に「わかった」と返事をしました。
そのあと、坊が落ち着いたら、約束を反故にしそうな湯婆婆のキャラクターですが、「誓い」があるから、それを従順に守り、千尋を働かせることになります。
あの湯婆婆さえも破れない誓いは気になりますよね。
今回の記事では、
- 千と千尋の神隠し契約印の意味は?
- 千と千尋の神隠し湯婆婆の誓いとは？
- 千と千尋の神隠し紙の鳥の正体は?
など紹介していきますので、あの「紙の鳥」が気になっていた人は、この記事をぜひ最後まで読んでくださいね。
千と千尋の神隠し契約印の意味は?
千と千尋の神隠しに出てくる不思議なものの存在のひとつが「契約印」。この契約印とはいったい何なのでしょうか？
「魔女の契約印」は、一定の条件があるけれど、魔法が使えるようになるものです。
それを持っているのは銭婆。
契約印は、契約をできる印でもあるし、今ある契約の修正をできるものでもあります。
ハクは、銭婆の元にある契約印を、命からがらになってまで盗もうとします。
この契約印をハクも必要としていたのですが、湯婆婆も必要だったのです。
湯婆婆は「働きたい者に仕事をやる」という条件付きの契約をしていたのです。だから、千尋のことも働かせたくなかったけど、働かせるしかなかったのです。
この契約を修正したい湯婆婆と、魔法がつかいたいハクとの想いが一致して、ハクが盗みに行ったというわけです。
千と千尋の神隠し湯婆婆の誓いとは？
千と千尋の神隠しの湯婆婆の誓いとは？それは、前述した契約印の条件。
湯婆婆は、最終的に自分の想いとは反対に千尋を働かせることになります。その時に言った一言が以下の通りです。
「まったくつまらない誓いを立てちまったもんだよ。働きたいものには仕事をやるだなんて…」
契約印で魔法を得て、その誓いとして働きたいものに仕事をやるということになっていたのですね。
あの湯婆婆でさえ、破ることのできないこの誓いはかなり効力のあるものなんでしょうね。
確かに湯婆婆は、魔法を常に使っています。
空を飛べる、動物に変えてしまうなど全部魔法でできていること。これができなくなったら困るので、仕方なく誓いを律儀に守っているというわけですね。
油屋という会社の中で、魔法という給与を得て、働き、経営するという仕事を契約でしているという感覚でしょうか・・・。
千と千尋の神隠し紙の鳥の正体は?
千と千尋の神隠しで、紙の鳥のようなものの大群が、ハクを追ってくるシーンは、ちょっと背中がぞくっとしてしまうような量と動きでしたよね。
式神とは、千と千尋の世界のものではなく、実際に言い伝えがあるものです。陰陽師が使う紙で、この紙に鬼の紙を宿らせて使っていたと言われています。
その形は人間の形になっているのもあれば、鳥の形になっているものもあったようです。
そして、この千と千尋の神隠しの世界では、その陰陽師役、この紙を使っていたのは、銭婆です。
契約印を盗まれたので、それを取り返すために、紙の鳥、式神に追わせていたのです。
紙が一瞬で全部いなくなった時に、一枚だけ千尋に張り付いていましたよね？あればまさに銭婆が取り付いていた式神だったのです。
そして契約印を取り返すために、千尋にくっついて油屋に入り込み、契約印を取り返すチャンスをずっとうかがっていたのです。
確かに、銭婆と陰陽師・・なんとなくに通っているところがあるかもしれません。
ただ、銭婆も普段はやさしさがあるのですが、大事なものが盗まれたとなると、相手をとことん追い込み容赦をしない姿がここで見て取れました。
ただ、もしかしたら湯婆婆に悪いことをさせないためだったのかもしれませんね。
千と千尋の神隠しは以下も検索されています、ぜひ参考にしてください！
まとめ
「契約印」とは、魔女の力を得られる「魔女の契約印」のことです。「魔女の契約印」は、一定の条件があるけれど、魔法が使えるようになるものです。
これを今持っているのは、銭婆であり、それをハクが盗み、湯婆婆に届けようとしていたのです。この契約印には、誓いを変える力があります。
「働きたい者に仕事をやる」というのが、湯婆婆の誓いで、それを修正したかったため盗み出したのでしょう。
そして命からがら戻っているハクを追いかけたのが、白い紙の鳥・・式神です。この式神を使ったのも銭婆で、式神をつかい契約印を取り戻そうとしていたのです。
本当にキャラクターも物も不思議な世界で面白いですよね。
