年末の大型音楽番組の一つ「レコード大賞」。受賞したアーティストが泣いて歌ったりするのを見て感動する時もありますよね。それを見ていると、アーティストたちも目指してきた賞なんだな・・と視聴者は感じますが、ちょっと事情は違うようです。
ここ近年、日本レコード大賞の「やらせ疑惑」が出ているのです。真意は確かではありませんが、ヤラセと言われるのにはどうやらいくつか理由があるそうです。
確かに、何回か「え?なんで今年、この人受賞なの?」と感じざるを得ない年があった記憶もあります。ただ、ほとんどが最優秀賞を受賞した時に涙を流す感動の姿を見ていると、疑惑もいつの間にか忘れちゃうんですよね・・。
でも、そういわれれば誰が審査していてどのような基準で審査されているのか、あまり知らないかもしれませんね。
今回の記事では、
- レコ大がヤラセと言われる理由はなぜ?
- レコ大の審査基準は?
- レコ大を過去に辞退したと言われるアーティストは?
などを紹介していきますので、一緒にレコ大のやらせ疑惑の真意を考えてみましょう!
レコ大がヤラセ?と言われる理由はなぜ?
レコ大がヤラセ?という疑惑がここ数年囁かれています。
そもそも、あれ?もしかしてヤラセなの?というのがリアルになったのが、2016年の「LDH」からの献金疑惑が起こったことです。あれはまだ記憶に新しいほど衝撃だったのを覚えています。そのスクープを見てあのLDHでも献金しなければ受賞できないの?!とすごく不思議に思いました。
買収の話があるから
前述した表に、LDHは真意は定かではないにしろ、大手「バーニングプロダクション」に、「年末のプロモーション委託として」という議題で一億円近くを支払っていたという内容がスクープされていました。
本当の所ははっきりしていませんが、意味のない支払なので、恐らく買収では?と言われました。
その後も2021年には「ダイス」が受賞。ダイスも確かに素晴らしいのですが、その時の知名度はそこまで高くなかったし、他の明らかに売れた曲のアーティストもいたので、かなり不審がられれていた受賞です。
ダイスは「エイベックス」所属なので、かなりの大手ですが、こういう事務所関連の忖度や買収などがあるので、ヤラセなのでは?と言われているようです。
審査員や審査基準が不明確だから
レコ大にはさまざまな部門があって、それぞれに選定基準があります。「日本作曲家協会」という会が選定基準を決めています。
そのため、売上、再生回数など人気と一目でわかるようなものは絡んでいないのです。
基準としては、「芸術性、独創性、企画性が顕著な作品とする。 優れた歌唱によって活かされた作品で大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映、代表したと認められた作品に贈るもの」となっているようです。
うーん、でもこれだと、審査員の主観が入りすぎるような気もしますよね。そしてその審査員もだれなのか公表されていませんよね。年齢などでも感じ方が違うでしょうし、人の感性の審査っていうのは、少しあいまいな感じがします。
審査が不明瞭なので、ヤラセと言われているのです。
アーティストが賞を辞退しているから
アーティスト自体が、賞を辞退しているので、ヤラセ?だと言われています。
旧ジャニーズ事務所は表面上は「アーティストに優劣を付けたくない」という理由で一度も出演はしていないのです。
でも確かに旧ジャニーズでレコ大受賞してもおかしくないグループはたくさん過去にいましたよね・・。
レコ大の審査基準は?
レコ大の審査基準は、一応明確にはなっています。
ちなみにレコード大賞には、以下のような表彰があります。
- 日本レコード大賞
- 優秀作品賞
- 新人賞
- 最優秀歌唱賞
- 特別賞
- 特別国際音楽賞
- 日本作曲家協会選奨
- 特別功労賞
それぞれの賞に基準があって、選んでいるのは「日本作曲家協会」です。
まず、日本レコード大賞自体は、歌手ではなく、「楽曲」に対して贈られる賞です。上記を見てわかるように、歌手に対しての表彰もあれば、作品に対しての作品賞などもあり、他にも編曲者、所属会社やレコード会社に贈られるなど様々な分野にわたる賞なのです。
作品に対するものという点が大きいので、なんとなく世の中の今年人気があったであろうと思っている曲と受賞の曲が違うということも、納得なのです。
視聴者の投票や売り上げ数、人気とは完全に別物なので、違和感が生じてもおかしくないわけですね。
レコ大を過去に辞退したと言われるアーティストは?
ヤラセ疑惑の一つの理由となっているアーティストの辞退。
今まで過去、レコ大を辞退したと言われているアーティストにはどんなアーティストがいるのでしょうか?
福山さんは出演している時もありますよね!
たしかに、B’zやMr.Childrenは、あんなに実力者なのに出演していませんね。
旧ジャニーズに関しては、明確に賞レースのようなものには参加しないと公言しています。
まとめ
レコ大がヤラセと言われるのは、買収の話がある、審査員や審査基準が不明確、アーティストが辞退しているからなどという理由がささやかれていますが、真意はわかりません。
レコ大には、いくつかの賞がありますが、それぞれの賞に基準があって、選んでいるのは「日本作曲家協会」です。だから人気や国民投票や、売上などわかりやすいものではないのです。
賞レースのようなものに参加しないというような気持ちで辞退しているアーティストも過去何組もいるようです。