「風の谷のナウシカ」腐海の底(地下)でマスクが不要の理由!呼吸ができるのはなぜ?

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「風の谷のナウシカ」は、宮崎駿監督が手掛けたアニメーション作品ですが、原作についても宮崎駿自身が描いた漫画です。映画と原作では、ストーリーや設定に大きな違いがあります。

この記事では、「風の谷のナウシカ」腐海の底(地下)で呼吸ができる理由と、そこからどうやって脱出するのかについて、作品の原作と映画の両方を解説してみましょう。

目次

「風の谷のナウシカ」腐海の底(地下)でマスクが不要の理由!

映画では、腐海の底は清澄なところで、土や空気、水も汚されていません。腐海の底に、不時着したアスベルやナウシカが、ノーマスクでも生きていられる様子から分かりますね。

腐海が役目を終えた姿であり、植物が汚れた空気をきれいにしていることを指しています。

原作では、腐海の底は清澄なところではありません。むしろ、旧人類が人の手によって創り出した浄化装置であり、汚れた土壌をきれいにするために存在しています。

腐海の植物は、瘴気と呼ばれる猛毒の物質を空気中に放ち、旧人類はそれを5分も吸えば息絶えてしまいます。しかし、彼女は反対に、瘴気を微量に吸うことで生きているのです。

映画では、腐海の底は自然発生した清澄なところであり、原作は人の手によって汚された点では、両者に違いがあります。この違いは、映画版が原作の2巻の途中までをまとめたものであることや、宮崎駿監督の自然に対するメッセージを強調したかったと考えられます。

「風の谷のナウシカ」腐海の底(地下)で呼吸ができるのはなぜ?

ここでは、両作で設定が異なる点を解説しましょう。

映画では、腐海の底(地下)はきれいなところで、土や空気、水も汚されていません。原作では、腐海の底(地下)は清澄な世界ではなく、ふかいは旧人類が、人の手によって作り出した浄化システムであり、汚れた土壌をきれいにするために存在しています。

この違いは、映画が原作の2巻の途中までをまとめたもので、監督が私たちに伝えたい、自然と共存していくことの大切さが込められたメッセージと受け取れませんか?

腐海の底(地下)で、呼吸ができる理由は単純です。そこは瘴気と呼ばれている猛毒の物質を空気中に放出する、腐海の植物から離れたところであり、しょうきが薄くなっているからです。

しょうきは、旧人類は5分も吸えば死ぬと言われていますが、新人類であるナウシカやアスベルは少しくらいなら吸うことができます。しかし、しょうきが濃すぎるとマスクをしなければ持ちません。腐海の底(地下)では、しょうきが適度に薄まっているため、ノーマスクでも呼吸することが出来るのです。

原作では、腐海の底で呼吸ができる理由には複雑な設定があります。そこは、しょうきと呼ばれる猛毒物質を空気中に撒いている腐海から離れた場所にありますが、完全に清澄な空間ではありません。大地の汚染物質を取り込んで、きれいにする際に発生する副次物質である瘴気を放出します。

その瘴気は、旧人類だけでなく、新人類や動植物にとって有害な物質です。彼女は特別な耐性の持ち主で、蟲笛を使って蟲と心を通わせることができる能力を持っていて、その能力は、瘴気によって目覚めたものだと考えられています。

つまり、ナウシカは毒に対する耐性が強いと考えられるでしょう。腐海の底(地下)では、しょうきが多少残っているため、ナウシカにとっては過ごしやすい場所になっているのです。

「風の谷のナウシカ」地下からどうやって脱出するの?

映画では、ナウシカとアスベルは流砂に飲み込まれて地下に落ちますが、そこで巨大なオーム(王蟲)に遭遇します。

オームはナウシカに興味を持ち、彼女を地上へ連れて行きます。その途中でトルメキア軍とペジテ市民が争っている場面に遭遇し、オームは怒り狂いました。彼女は、オームをなだめている最中、トルメキア軍の銃撃を受けてしまいます。オームは彼女の傷を癒し、風の谷へ運ぶのです。

原作では、ナウシカとアスベルは蟲に追われて地下に落ちますが、そこで森の人と呼ばれるセルムと出会います。セルムは、幽体離脱をしたすがたでナウシカに話しかけ、彼女を清澄の地へ導くのです。

清澄の地は、腐海の尽きる先、大陸の西端にあり、古代の動植物や文化が保存されているところ。

ナウシカは、そこで主と話して、腐海生物が旧世界の技術により人工的につくられたこと、自身を含む現人類や、動植物が汚れた環境に適応するように創りだされた人工種だと知ります。彼女はセルムに助けられて地上へ戻ります。

このように、両作の内容には、随分の違いが生じていることがわかりますね。

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まとめ

この記事では、「風の谷のナウシカ」腐海の底(地下)で呼吸ができるわけと、そこからどうやって脱出するのかについて、映画と原作それぞれを解説しました。

腐海の底(地下)で呼吸ができる理由や脱出方法は、両作で大きく異なります。この違いは、映画が原作の2巻の途中までをまとめたものであることや、監督が自然にたいする想いを強調したかったことによるものだと考察しました。

映画と原作を比較してみることで、「風の谷のナウシカ」の世界観やテーマを、より深く知るきっかけになるでしょう。

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