ディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』は、映画要素だけでなくミュージカルともいえる作品です。映像の綺麗さも圧倒されますが、歌や劇中歌に感動します。
もちろんストーリー自身もとても奥深く感動する内容で、ヒロインミラベルに感情移入してしまう人も多いのではないかと思います。
家族の絆がテーマとしてある物語で、劣等感や兄弟比較など身近にありそうな話をもう少し物語調にしてあるような内容なので、とても親近感も湧きやすく入り込みやすいと評判の映画です。
今回の記事では、
- ミラベルと魔法だらけの家がひどいしかわいそうと言われるのはなぜ?
- ミラベルと魔法だらけの家の見どころは?
- ミラベルの祖母は毒親なの?
などを紹介していきますので、ミラベルと魔法だらけの家を見た人も見ていない人も、この記事で疑問点を解決していきましょう!
ミラベルと魔法だらけの家がひどいしかわいそうと言われるのはなぜ?
「ミラベルと魔法だらけの家」がひどい、かわいそう・・と言われるのは、作品自体のことではなく、ミラベルが置かれている状況が酷い、かわいそうだということです。
可愛そう、ひどいと言われている理由をピックアップしてみます。
ミラベルだけが魔法を使えないのがかわいそう
家族ではミラベル以外のメンバー全員が魔法の力を授かったのに、ミラベルだけが使えないのが、大前提かわいそうということです。
そして、魔法を使えないからゆえに、おばあちゃんが「できそこない」としてミラベルのことを扱うことがとてもかわいそうという点です。
自分だけ能力がないだけでも可愛そうなのに、家族兄弟の比較されて非難されるのは、やはり辛いものですよね。
おばあちゃんの態度や素行がひどい
ミラベルのことを出来損ないとして扱っているおばあちゃんの態度に、視聴者から酷い!との声がたくさん出ていました。
そしておばあちゃんは、「町の人のために」という思いで統治してるからこそ、世間体を重視し、魔法の使えないミラベルに冷たく当たることに、見ている人はとても嫌悪感を覚えたようです。
家族写真でミラベルだけスルー!
アントニオが魔法を授かれた時に、家族みんなでお祝いをしようということになりました。
そのお祝いに家族写真を撮影するということになったのです。しかし、そのワイワイしている時に、誰一人家族はミラベルに声をかけなかったのです。
これは、ミラベルが魔法を使えないから、出来損ないだから、家族みんなと違うからと思っているから誘わなかったのではないかということです。
このシーンはおそらくみんな感情移入し、怒りや悲しみを感じたのではないでしょうか。
ブルーノの扱いもひどい?
一方、ミラベルだけでなく、ブルーノの扱いもひどい!という視聴者の声もありました。
ミラベルのおじさんにあたるのがブルーノ。ブルーノのギフトは「未来が見える事」でした。
未来が見えるゆえに、一家の力が宿るろうそくが消えてしまうという未来を見てしまったのです。そのことを告げる事で、不吉な嫌な事を言ったということで、家族からノケモノにされてしまいます。
未来が見えるから心配して言ったことを、都合のいいことしか受け入れない家族に対して視聴者も嫌な思いになりますよね。
ミラベルと魔法だらけの家の見どころは?
2021年公開のディズニーアニメ、「ミラベルと魔法だらけの家」はよくある話だけれども、深い話です。
ストーリー面も、映画全体の面でも見どころが満載です。
映画のストーリーのみどころをまとめると、以下のような点です。
- 自分らしさが大切なこと
- 家族愛、絆の大切さ
- 劣等感からの成長
壮大な話のようで、誰もが感じたことがある劣等感、兄弟との比較など、身近なことが描かれている故にとても感情移入しやすい映画となっています。
ミラベルの祖母は毒親なの?
ミラベルの祖母はひどいという声が多いですが、これがいわゆる毒親なのでしょうか?
それを信じてやまず、そしてそれを家族にも考えや価値観を押し付ける。
価値観や考えに沿わないものは、異質扱いをします。だから故に、ブルーノやミラベルにひどい仕打ち、冷たい態度を平気で取ってしまうのです。
実はこうなったのには理由があります。理由があるからと言ってそんな態度をとるのはもちろんダメなのですが、経緯はあったのです。
アルマは昔幸せに夫と子供と暮らしていたのに、突然迫害を受け始め、日々がどん底に落ちていき、夫を目の前で殺害されてしまいました。
その時、夫のろうそくに魔法の力が宿って、家などすべてを得ることができたのです。それを体験したアルマですから、魔法がすべてになってしまったのです。
まとめ
ミラベルと魔法だらけの家がひどいし可哀想と言われるのは、大前提として、ミラベルだけ家族の中で魔法が使えないこと、そしてそれにより祖母から酷い仕打ちを受けていることや、家族からノケモノ扱いされていることです。
そのシーンを見ているのが、つらく悲しいという思いから酷い、かわいそうという声が上がったのです。
この映画の見どころは、映画全体としての映像のタッチ、音楽や歌のミュージカルな雰囲気というところにあります。ストーリーとしては、自分らしさが何より大事ということを教えてくれる映画になっています。