『メアリと魔女の花』は、ジブリ作品に似ているけれど、ジブリ作品ではないアニメ映画です。
この映画の監督や原作、スタッフについて知りたい人も多いでしょう。
そこで、この記事では、『メアリと魔女の花』の制作背景や魅力について紹介します。ジブリファンの方はもちろん、ジブリ作品に興味のない方も、『メアリと魔女の花』の世界に引き込まれることでしょう。
メアリと魔女の花はジブリ映画じゃないの?
『メアリと魔女の花』は、スタジオジブリとは別の会社であるスタジオポノックが制作したアニメ映画ですが、ジブリ作品に似ていると感じる人も多いでしょう。
それは、スタジオポノックのスタッフの約8割が、かつてジブリ作品に関わっていたからです。特に、監督の米林宏昌さんは、ジブリで『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』を監督した人です。
また、『メアリと魔女の花』の作画監督や映像演出も、ジブリ作品の経験者が担当しています。例えば、作画監督の稲村武志さんは、ジブリで『ハウルの動く城』や『ゲド戦記』などの作画監督をしていました。映像演出の奥井敦さんは、ジブリに現在も所属していて、『平成狸合戦ぽんぽこ』や『もののけ姫』などの撮影監督をしていました。
メアリと魔女の花の監督は誰?
米林宏昌さんは、スタジオジブリで活躍したアニメーターで、『メアリと魔女の花』の監督です。
スタジオジブリでは、宮崎駿監督の作品に多く携わり、麻呂という愛称で呼ばれていました。
『崖の上のポニョ』では、宮崎駿監督を感嘆させた魚群のシーンを手がけました。
メアリと魔女の花に原作はある?
日本では、『小さな魔法のほうき』というタイトルで、あかね書房から1976年に出版されました。この本は、今では入手困難な貴重な作品で、ハードカバーで980円という安い値段で売られていました。中古品も高額で取引されています。
この本を読みたいと思う人は、図書館で探してみるといいでしょう。図書館によっては、提携図書館からの貸し出しになる場合もありますが、それでも手に入れることができます。
また、KADOKAWAから新訳版が出版される予定なので、それを待つのも一つの方法です。新訳版は、『メアリと魔女の花』というタイトルで、映画と同じになります。
メアリと魔女の花に原作のあらすじを紹介
メアリー・スミスは、特に目立つところのない10歳の女の子です。父親は有名な科学者で、夏休みには家族でアメリカに行く予定でした。しかし、メアリーだけは大おばさまの家に預けられてしまいます。
大おばさまの家はシュロプシャー州の田舎にある赤い館で、メアリーにとっては退屈な場所です。そこでメアリーは、黒猫のティブと出会いました。ティブはメアリーを紫色の不思議な花のところに連れて行きます。
その花は「龍の舌」「魔女の鈴」「ティブの足元」と呼ばれ、7年に一度しか咲かない魔法の花だとゼベディじいさんが教えてくれました。ゼベディじいさんはその花のエキスを「夜間飛行」と呼んでいます。
メアリーは、ふとしたきっかけで「夜間飛行」をほうきに塗ってしまいます。すると、ほうきは空に飛び上がり、メアリーは魔法学校に連れて行かれてしまいました。メアリーは魔法学校の生徒になることになりますが、そこで待ち受けるのは…。
気になる方は原作を手に取ってみてくださいね。
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まとめ
この記事では、『メアリと魔女の花』という映画について、以下の点について紹介しました。
- 『メアリと魔女の花』は、ジブリ作品ではないが、ジブリのスタッフが多く参加している作品です
- 『メアリと魔女の花』の監督は、米林宏昌さんで、ジブリで『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』を監督した人です
- 『メアリと魔女の花』の原作は、メアリー・スチュアートというイギリスの作家が書いた『The Little Broomstick』という本で、日本では『小さな魔法のほうき』というタイトルで出版
『メアリと魔女の花』は、ジブリの雰囲気や魅力を感じることができる映画です。映画を見た人も、見ていない人も、原作を読んでみると、メアリーの冒険に共感できるかもしれません。『メアリと魔女の花』の世界に触れてみてくださいね。