アニメ映画版で大ヒットしたこうの史代さんの漫画「この世界の片隅に」が、2011年と2018年に実写ドラマ化されました。
しかし、原作や映像作品のファンからは「ひどい」という批判の声が多く上がっているのはご存知でしょうか。
一体、どうして実写版はひどいと言われているのでしょうか?その理由や原作との違いについて徹底調査してみました。
この世界の片隅に実写版がひどいと言われる理由を徹底調査!
この世界の片隅にの実写版が原作ファンから「ひどい」と批判を受けています。
賛否両論ありますが、ここでは「ひどい」といわれている理由について3つ挙げてみました。
世界観が違いすぎる
「この世界の片隅に」は、太平洋戦争中の広島県呉市を舞台に、18歳で結婚した主人公・浦野すずの日常を描いた作品です。
原作では、当時の暮らしや風景、人々の心情などが細かく描かれていますが、実写版ではそれらが十分に再現されていないという指摘がありました。
例えば、実写版では原作にない現代パートも追加されているようです。現代パートは原作の世界観とかけ離れており、物語に没入することを妨げるという意見がありました。
戦争の描写がひどい
「この世界の片隅に」は、戦争時代をリアルに描くことで、当時の人々の苦しみや生きる力を伝える作品です。
原作では、空襲や食糧難、被爆など、戦争の悲惨さや恐怖さが隠さず描かれています。
実写版では、戦争の部分を忠実に再現することが難しかったのかもしれませんが、それにしてもそのひどさを軽視していると感じる人が多かったようですね。
映画製作委員会の許可なく掲載した
「この世界の片隅に」は、2016年にアニメ映画化され、大ヒットしました。アニメ映画は、原作に忠実でありながらも、新たなシーンやキャラクターを追加することで、原作ファンや映画ファンから高い評価を得ました。
しかし、2018年に放送された実写版では、アニメ映画の製作委員会の許可なく、エンドロールに「special thanks to 映画『この世界の片隅に』製作委員会」と表記していたことが発覚。
これに対して、映画製作委員会は「当委員会は当該ドラマの内容・表現等につき、映画に関する設定の提供を含め、一切関与しておりません」とする告知を公式サイトで発表しました。
これについて、実写版が映画版と関連があるように見せかけることで、視聴者を誘導しようとしたという批判が上がったそうです。映画版は高い完成度を誇っており、実写版と比較されることを嫌ったのではないかという疑惑が指摘されました。
この世界の片隅にの実写版と原作の違いは?
また、ドラマ『この世界の片隅に』は原作には無い現代パートが描かれているそうです。そこで出てくる不思議なおばあちゃんは誰なのか、ドラマを最後まで見ないとわかりませんので、気になる方は視聴してみてくださいね。
この世界の片隅にのアニメ映画版と原作の違いは?
『この世界の片隅に』は、アニメ映画版と原作漫画版でも展開が異なる部分があります。
アニメ映画版では、原作に忠実でありながらも、新たなシーンやキャラクターを追加することで、原作ファンや映画ファンから高い評価を得ました。
アニメ映画版では、すずの絵や手紙などの細かい描写も含まれており、すずの心情や感性がより伝わってきます。アニメ映画版は2019年に長尺版の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開され、新たな場面やキャラクターが追加されました。
この世界の片隅に原作ファンの口コミは?
この世界の片隅に原作ファンの口コミをいくつか紹介します。
- 「原作もアニメも大好きで何度も読んだり見たりしたけど、実写版は最悪だった。すずや周作のキャラクターが全然違うし、ストーリーも変えすぎてる。戦争の描写も甘いし、現代パートも意味不明。こんなものをこの世界の片隅にと名乗るなんて許せない」
- 「実写版を見て後悔した。原作やアニメで感動したシーンやセリフが全部台無しにされていた。すずの演技もひどくて、彼女の魅力が全く伝わらなかった。原作のファンならおすすめできません」
- 「実写版は原作とは別物と思って見た方がいい。原作の世界観やメッセージが全くなくなっているし、登場人物も違う人になっている。戦争の恐ろしさや悲しさも感じられなかった。ただの悲劇ドラマになってしまっているので残念です」
原作ファンからしたら、ドラマの内容は満足できなかったという意見が多いようでした。
まとめ
この世界の片隅にの実写版は、原作やアニメ映画とは少し異なる作品になっているようですね。
世界観や登場人物、ストーリー、演出などの要素が変更されており、原作ファンからは「ひどい」という批判が多く寄せられていました。原作やアニメ映画と実写版の違いについて気になる方はチェックしてみてください。