映画「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」は2001年公開ですが今でも人気作でたくさんの人に愛されている劇場シリーズの5作目です。
天国へのカウントダウンの中の話では黒の組織も絡んではいるのですが、メインのひとつの話としてビルの建設絡みで3人の犠牲者が出た事件です。のちに犠牲者になる常盤美緒開催のツインタワービルオープン前パーティーが開催され、そのパーティーに画家の如月峰水、市会議員の大木岩松、ビルの設計担当建築家の風間英彦などが訪れています。
そのパーティーにひょんなことからコナンはじめ少年探偵団、小五郎、蘭なども参加することになり、その場で事件が起きることになります。
今回の記事では、
- 名探偵コナン天国へのカウントダウンの犯人は誰?
- 名探偵コナン天国へのカウントダウンの犯人の動機は?
- 名探偵コナン天国へのカウントダウンのおちょこの意味は?
などを紹介していきますので、シリーズ5作目名探偵コナン天国へのカウントダウンの犯人や動機など気になる部分を解明していきましょう。
名探偵コナン天国へのカウントダウンの犯人は誰?
最終的に如月は事件を起こした後自決しようとしていることにコナンは気づき、食い止め事件を暴いていきます。
今回の被害者は以下の3人です。
- 市会議員の大木岩松
- プログラマーの原さん
- 如月の後輩常盤美緒
そして、この3人が関わっているのが「ツインタワービル」の建設です。
犯人である如月峰水は、この3人の中の2人を被害に犯したのですが、プログラマーの原さんに関しては如月ではなく黒の組織が実行を行いました。しかし原さんが亡くなってていることに気づき、如月はこのことをアリバイ作りに利用したわけです。
如月は、大木岩松を刺殺、常盤美緒に関しては手が込んだ殺害の仕方だったため、常盤美緒には並々ならぬ恨みがあるのかと感じました。
名探偵コナン天国へのカウントダウンの犯人の動機は?
名探偵コナン天国へのカウントダウンの犯人は如月峰水でしたが、この2件の犯行の動機はいったいなんだったのでしょうか?
理由として2つほど考察されています。
富士山が見えなくなったから
ツインタワービルが建設されたことによって、家の窓から富士山が見えなくなったからという理由が動機です。
如月は富士山を描くことが非常に楽しく生きがいを感じて居たため、富士山を絵を描きたい一心で一望できる場所に家を建ててこれからの生涯ずっと描き続けようとしていたのです。
それなのに如月の家と富士山のちょうど間にビルを建てられてしまって、絵を描くこともそしてそれに伴い画家としての才能もなくしていくことになります。
悲嘆にくれた如月は、このツインタワー建設にかかわった常盤美緒と大木岩松を殺害したのです。
弟子への恨み
もう一つ考察されているのが、弟子への恨みからという動機です。
このツインタワーのオーナーが常盤美緒なのですが、常盤美緒はもともと如月峰水の弟子だったんです。
それなのに、常盤美緒は、弟子でありながら、師匠の如月峰水の絵を買い占め高く売りさばいていたことがあり、それを如月が知りかなり怒っていたのです。そのうえ、ツインタワービルの建設をしたということで怒りが頂点に来たのです。
その怒りが殺害の動機になったのですが、常盤美緒は最初から邪な気持ちは持っていても、如月自体は、常盤美緒を可愛がっていたため裏切りと感じたのでしょう。
そしていつの間にか売られていた絵、その売ったお金がもしかしたら市議会議員の大木岩松に流れていて、その流れがあったから、大木岩松はツインタワービル建設のために市の条例まで買えたのではないかという推測もあります。
名探偵コナン天国へのカウントダウンのおちょこの意味は?
名探偵コナンの天国へのカウントダウンで、事件の現場に「おちょこ」が置かれていたのです。しかもいつも半分に割れているおちょこだったのです。
結果犯人が如月峰水だったため、このおちょこには以下のような思いが込められていたと推測できます。
そしてもう一つ意味があり、現場におちょこを置くことで「連続殺人」だということをアピールしたかったのです。ここで二つの疑問。
- なぜ二人目の原さんは殺していないのにおちょこがあったのか?
- 常盤美緒の時にはおちょこを置いたけど割っていないのはなぜ?
まず、原さんですが、殺害したのは黒の組織であり如月峰水ではありません。しかし原さんが殺害されているのを発見し、ここで一番目の殺害の犯人と同じ仕業ということに見せかけるためおちょこをわざと割っておきます。でも、実際は殺害していないので、如月にはアリバイがあることになります。
ここでおちょこをアリバイ作りに利用したわけです。
そして、常盤美緒の場合は、常盤美緒は舞台につるされて殺害されたのですが、この常盤美緒のつるされた位置がちょうど富士山が半分になっているところだったから、もうメッセージを残す必要がなかったとコナンは推理していました。
まとめ
劇場版コナン第五作の天国へのカウントダウン、今回の犯行の犯人は画家の如月峰水でした。
殺害の動機は、富士山の絵を描き続けることを生きがいにして家も富士山が一望できる場所に建てたのに、その間にツインタワーを建設され見る事すらできなくなってしまって画家生命も終わったことに対する復讐です。
もう一つ考察されている動機は、弟子の常盤美緒の裏切りから恨みが募り、その恨みが動機となったという考えです。
現場におちょこを割っておいたのは、お猪口を富士山に見立て、それが半分に割れ台無しになっていることをアピールするのと、連続殺人であることをアピールするためだったのです。
さすがコナン君は今回も全部暴きましたね。