ディズニー映画『リトル・マーメイド』に登場する海の魔女アースラは、悪役ながらも魅力的なキャラクターとして人気があります。彼女はなぜ悪役として立ち回る必要があったのでしょうか。
この記事では、アースラの性格や生い立ち、アリエルとの関係などを詳しく解説します。アースラのファンはもちろん、ディズニー映画が好きな方にもおすすめの内容です。ぜひ最後までお読みください。
アースラは悪くないといわれるのはなぜ?何をした?
アースラは自分の魔力を使って、悩める人魚たちに契約を持ちかけます。その契約は、人魚たちが自分が欲しいものと引き換えに、アースラに何かを渡すというものです。しかし、その契約は非常に不利で厳しいものであり、人魚たちは契約を破ったり果たせなかったりすると、アースラに体を奪われてしまいます。
アースラは人間に対して強い憎しみを持っており、人間に恋したアリエルにも罠を仕掛けます。彼女はアリエルから美しい声を奪って自分のものにし、3日間だけ人間の足を与えるという取引を持ち掛けます。
取引の内容は、3日以内に王子エリックとキスをしなければ、アリエルは永遠にアースラの奴隷になるというものです。
さらに、自ら人間の美女ヴァネッサに変身して、エリックを誘惑しようとします。
最終的には自分の魔力で巨大化し、海底王国を支配しようとしますが、エリックによって倒されてしまうのです。
こうして見ると、アースラは悪いことばかりしているように見えますが、彼女を擁護する声やファンだという方は多いです。
また、彼女の歌声や演技力も高く評価されており、ディズニーヴィランズの中でも特に印象的なキャラクターです。
もう一つの理由としては、彼女にも哀れな過去や家族の関係があったからということが挙げられます。彼女はどんな過去があったのか、生い立ちについては次の項目で紹介していきます。
アースラはかわいそうといわれるのはなぜ?
アースラがかわいそうだと言われる理由は、彼女の生い立ちや家族の関係にあります。
その結果、アースラは愛情不足や劣等感から権力欲や復讐心を抱くようになった可能性があります。
彼女は自分が望むものを手に入れるために手段を選ばず、他者を利用したり傷つけたりする一面がありました。しかし、本当は孤独で寂しいといった感情から、悪役としての行動を取ったのではないでしょうか。
そんな悲しい過去を持つアースラに対して、同情する人もいます。彼女が幸せだったらどんな人生を歩んだだろうか?彼女が愛されていたらどんな性格になっていただろうか?そんな想像をすることで彼女への理解や共感が深まることもあるでしょう。
アースラが追放された理由とは?
前述した通り、映画では明確に語られていませんがミュージカル版では追放された理由が語られています。
それによると、
- アースラはトリトン王よりも年上でありながら王位継承権がなく不満だった
- アースラは自分の魔力で海底王国を支配しようと反乱を起こした
- トリトン王は反乱軍を壊滅させてアースラを追放した
という経緯だったそうです。
アースラは実は乙女!?
一見冷酷で計算高く見えるアースラですが、実は恋愛感情や乙女心も持っている描写があります。
例えば、
- アリエルから声を奪った時、「私でもこんな声だったら…」と嘆息するシーン
- ヴァネッサ に変身してエリック を誘惑する時、「私でもこんな顔だったら…」とつぶやくシーン
- エリックから「美しい」と言われて顔を赤らめるシーン
などがあります。これらのシーンから、アースラは自分の容姿にコンプレックスを持っており、美しくなりたいという願望があったことがわかります。
彼女は自分の魔力で人間に変身することができましたが、本当は自分の姿で愛されたかったのかもしれません。
アースラは悪役として強烈な印象を残していますが、彼女にも人間らしい感情や欲求があったことを知ると、彼女のキャラクターに深みが増すと感じる人も多いでしょう。
アリエルに関しては以下も検索されています、ぜひ参考にしてください!
まとめ
アースラはディズニー映画『リトル・マーメイド』に登場する海の魔女で、悪役ながらも魅力的なキャラクターです。彼女は自分の魔力や知恵を使って目的を達成しようとしますが、その裏には家族に捨てられた過去や自分の容姿に対するコンプレックスがありました。
人間に恋したアリエルに罠を仕掛けますが、最後はエリックによって倒されます。彼女は悪いことばかりしているように見えますが、彼女にも悲しい生い立ちがあった背景を知れば、同情したり理解したりする人も多いのではないでしょうか。
今回はディズニーヴィランズの中でも印象的なキャラクターであるアースラの性格や生い立ち、アリエルとの関係などを詳しく解説しました。
アースラの魅力は、『リトル・マーメイド』を観ればわかるので、ぜひ一度視聴してみてください。