米林監督の映画、メアリと魔女の花は、とても人気の作品です。
米林監督は「思い出のマーニー」、「借り暮らしのアリエッティ」が代表作でみなさんご存じかと思います。
1916年にイギリスの作家でベストセラー作家のメアリースチュアートの児童文学『The Little Broomstick』が原作の映画となっています。
主人公のメアリは、赤髪のごくごく普通の女の子。しかし、ある日、あることをきっかけに魔法が使えるようになり、魔女学校に入学することになります。
その後、様々な事件に巻き込まれたりと冒険が描かれるのですが、このメアリがとても応援したくなる少女なんです。物語が進むにつれ、メアリへの感情移入が深くなっていき、ついつい力を入れて応援している自分がいることに気づきます。
今回の記事では、
- メアリと魔女の花のメアリの性格は?
- メアリと魔女の花のメアリが魔法を捨てたと言われる理由は?
- メアリと魔女の花の夜間飛行という青い花の意味は?
など紹介していきますので、メアリがどのような人で、メアリの魔法がどうなったのか気になる人は最後まで読んでくださいね!
メアリと魔女の花のメアリの性格は?
さてさて、赤色の髪をした主人公、メアリとはどのような性格の持ち主なのでしょうか。
赤髪をピーターにいじられるシーンもありますが、赤髪の少女がこのような仕打ちを受けるのは、過去の作品でも結構多いのです。その中でも有名なのは「赤毛のアン」ですよね。最初にメアリを見た時に赤毛のアンをイメージした人も少なくないのではないでしょうか。
赤毛のアンは、好奇心旺盛で、優しく、おてんばな感じの少女ですが、メアリもやっぱりそういう点では似通うところがあります。
また、困っている人を放っとけずに、顔を突っ込み、危険を顧みず助けにいく、やさしさと勇敢さも持ち合わせているように感じます。
勝気で勇敢だけど、少し恥ずかしがりやで、兄弟をうらやましいという目線で見る幼さもあるかわいらしい愛嬌のある女の子です。
こういう性格が、応援したくなるところでしょうね。
メアリと魔女の花のメアリが魔法を捨てたと言われる理由は?
メアリは、せっかく手に入れた魔法を捨てる・・と言われています。
魔法を捨てるというのは解釈が難しい言葉ですよね。
夜間飛行の間にメアリは、人として成長するという物語なのです。
魔法が無くても生きていけるということ。魔法という物を使わなくても、やさしさ、思いやり、芯の強さなど目に見えない想像力をメアリは獲得します。
だから、メアリは敢えてわざわざ魔法を捨てたというわけではなく、魔法が必要ではなくなったと解釈できるのではないかと思っています。
メアリと魔女の花の夜間飛行という青い花の意味は?
メアリと魔女の花の「夜間飛行」という青い花の意味は何なのでしょうか?
まず夜間飛行とは、青紫の花です。7年に1度しか咲くことがない花です。実際には存在はしていない花です。
実はこの「夜間飛行」には、名前の由来がちゃんとあったのです。
実は、みなさんよくご存じであろう児童文学の「星の王子さま」の筆者、サンデグジュペリの著した作品に、「夜間飛行」という作品があります。
そしておそらく、原作のメアリースチュアートが、この小説を参考にして名前が付けられたのではないかと言われているのです。
原作では、この夜間飛行の効果として、薬のような効果があるものでした。医者がなかったので自力で薬を作っていて、この夜間飛行を探しに、たくさんの人が各国から訪れたのです。
実際に夜間飛行という花は存在しないですが、見た目が似ている花や、7年に一度しか花が咲かないような特異な花は実際にもあるようです。
メアリと魔女の花は以下も検索されています、ぜひ参考にしてください!
まとめ
メアリの性格としては、シャーロットが言っているのは「見たものに何でも興味を示す女の子」ということで、そこが長所だとも言っています。
好奇心旺盛なのは、シャーロットが言った通りですが、他にも優しい、思いやりがある、活発、勇敢、末っ子気質、という点も垣間見られるシーンがありました。魅力的な女の子で、応援したくなりますよね!
メアリが魔法を捨てた・・と言われているのですが、実際は魔法を能動的に捨てたわけではなく、魔法の力が無くても自分の力で生きていけるほど成長したということです。
夜間飛行の間に、メアリは人として成長し、魔法の力を借りなくとも立派に成長しているということです。
魔法を捨てたではなく、成長をして、魔法が必要ではなくなったと解釈できるのではないかと考えます。