ノートルダムの鐘は、フランスの作家ヴィクトル・ユーゴーが1831年に発表した歴史小説で、15世紀のパリを舞台に、鐘楼に住む醜い顔の青年カジモドと、ジプシーの美しい娘エスメラルダの悲恋を描いています。
この小説は、ディズニーのアニメーション映画や劇団四季のミュージカルなど、様々な形で映像化されています。今回は、ノートルダムの鐘に登場するジプシーとは何か、エスメラルダの性格や結婚相手について紹介します。
ノートルダムの鐘「ジプシー」って何?
ロマとは、インドから北アフリカやヨーロッパに移住した少数民族で、インド・ヨーロッパ語族のロマ語を話します。ロマは国家を持たないため、様々な地域や文化に適応してきましたが、同時に迫害や差別にもさらされてきました。ロマの文化は音楽やダンスなどに影響を与えており、フラメンコやクラシック音楽などにロマの要素が見られます。
ノートルダムの鐘の作品では、ロマの娘エスメラルダがヒロインとして登場します。彼女は美しく勇敢で自由を愛する女性で、鐘楼に住む醜い顔の青年カジモドや最高裁判事フロローなど、様々な人物に惹かれるのです。エスメラルダはジプシーとしての誇りを持ち、仲間やカジモドを守るために戦います。
ノートルダムの鐘エスメラルダの性格は?
劇団四季のミュージカルでは、仲間との交わりを求めないエスメラルダは孤高の存在としてジプシーの世界に生きます。彼女は自分の気持ちを尊重し、それを貫こうとする姿が強く描かれています。
人気者というよりは、距離を置かれる人かもしれません。しかし、他人の気持ちを大切にして、誰にでも公平に接するのはディズニー映画版と同じでしょう。
ノートルダムの鐘エスメラルダの結婚相手は?
原作では、エスメラルダはフィーバスと結婚することはありません。エスメラルダはフィーバスに恋をしていましたが、フロローによってフィーバスが最期を奪われたと思い込み、自分も死ぬことを望みます。
しかし、フィーバスは実は生きており、エスメラルダを救おうとしましたが、間に合わずにエスメラルダは火刑に処されてしまいました。カジモドはエスメラルダの死体を抱きしめて、彼女と共に死んだと言われています。
以上のように、エスメラルダの結婚相手は、映画ではフィーバスで幸せな家庭を築きましたが、原作ではフィーバスと結ばれることなく悲劇的な最期を迎えるようですね。
ノートルダムの鐘その後はどうなった?
『ノートルダムの鐘』には続編である『ノートルダムの鐘Ⅱ』が存在することをご存知でしょうか。本作品は2002年に公開されたビデオ映画で、『ノートルダムの鐘』から7年後の物語となっています。
続編のあらすじは、
【フィーバスとエスメラルダは結ばれ、2人の間にはゼファーという息子が生まれました。カジモドは、彼らの幸せを心から祝福します。ある日、カジモドはサーカス団の一員であるマデリンと出会い、彼女に惹かれていきます。しかし、マデリンはサーカス団のリーダーであるサラウスの手先であり、彼の命令でカジモドを利用して大聖堂の秘宝を盗もうとしていたのです。マデリンはカジモドの優しさに触れて次第に心が変わり、サラウスの計画を阻止しようとします。サラウスは、カジモドを罠にはめて大聖堂に火をつけますが、カジモドはマデリンやフィーバスたちの助けで脱出できました。サラウスは逮捕され、カジモドはマデリンと結ばれたのです。】
気になる方は、視聴してみてくださいね。
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まとめ
- ノートルダムの鐘とは、フランスの作家ヴィクトル・ユーゴーが1831年に発表した歴史小説で、鐘楼に住む醜い顔の青年カジモドと、ジプシーの美しい娘エスメラルダの悲恋を描いた作品です。
- ジプシーとは、インドから北アフリカやヨーロッパに移住した少数民族で、ロマという呼び方が一般的です。エスメラルダはジプシーとしての誇りを持ち、仲間やカジモドを守るために戦う女性です。
- エスメラルダの性格は、自由や正義を愛する美しく勇敢な女性という共通点がありますが、ディズニー映画版では仲間想いで人懐っこい一面があり、ミュージカル版では孤独で不器用な一面があります。
- エスメラルダの結婚相手は、映画では護衛隊長のフィーバスで幸せな家庭を築きますが、原作ではフィーバスと結ばれることなく悲劇的な最期を迎えます。
- 『ノートルダムの鐘』には続編である『ノートルダムの鐘Ⅱ』が存在することをご存知でしょうか。本作品は2002年に公開されたビデオ映画で、『ノートルダムの鐘』から7年後の物語となっています。
ノートルダムの鐘は、人間の美しさや醜さ、愛や憎しみ、生と死など、普遍的なテーマを描いた名作です。作品の世界観やキャラクターに触れることで、自分の心にも響くものがあるかもしれません。ぜひ、小説や映画、ミュージカルなど、様々な形でノートルダムの鐘を楽しんでくださいね。