名探偵コナンの「天国へのカウントダウン」は劇場版第五作目で、一番人気といっても過言ではないシリーズになっています。
天国へのカウントダウンでは、事件と黒の組織の両面の内容が含まれていて、灰原の過去も関係してくるなど、意外と盛りだくさんで濃いストーリーだったので2回以上見た人もけっこういるとか。
「天国へのカウントダウン」の中で今回は「灰原哀」の動きについて特化した記事をお届けしたいと思います。灰原哀はもともとは黒組織の一員。しかし幼児化していてコナンと全く同じ境遇に置かれている女性です。
その灰原哀は、「天国へのカウントダウン」の作品で、何度もどこかに電話しているシーンが見られました。隠れたように電話しているので訳ありなのは確実です。
1度目は公衆電話で電話している時に元太に見られたのですがごまかし、2回目は阿笠博士に見られたことで、裏切りではないか?と疑われ、3回目はコナン自身が確認をしていたのですがコナンは電話線を抜いていました。このことからするとコナンはどこに電話をしていたかわかっていたようですね。
今回の記事では、
- 名探偵コナン天国へのカウントダウン灰原の電話先は誰?
- 名探偵コナン天国へのカウントダウン灰原の電話はなんのためだったのか考察!
- 名探偵コナン天国へのカウントダウン灰原の「任務は完了したわ」は裏切り?
などを紹していきますので、天国へのカウントダウンでの灰原の動きを追って解明していきましょう。
名探偵コナン天国へのカウントダウン灰原の電話先は誰?
劇場版天国へのカウントダウンは、灰原哀の立場からすると組織を抜けて少し後、幼児化してしばらく経過したころの話になります。
灰原哀はこの作品で何度か電話をしていて、一度目は元太に見られ、二度目は阿笠博士に見られていますが、灰原哀本人は電話していることを隠しているようです。
え?と疑問に思いますよね。そう、宮野明美は灰原のお姉さんで、組織に殺されて今はもういない人物なのです。生きていたの?ということではなく、灰原哀は時々こうやって宮野明美の残した留守番電話でお姉さんの声を聴き、そして1人でお姉さんに向かって話しているのです。
灰原哀、宮野明美の両親は亡くなっていて姉妹で手を取り合って仲良く生きてきたので姉の存在は灰原にとっては大きなものでした。
そして宮野明美が亡くなったことで灰原は完全に孤独を抱えることになったのですね。
名探偵コナン天国へのカウントダウン灰原の電話はなんのためだったのか考察!
天国へのカウントダウンで、灰原愛が何度も電話をしていた相手は姉の宮野明美。留守番電話に残っている宮野明美のメッセージの声を聴くために電話をしているということでした。
相手が話すことも無い、自分の話を聞いてくれるわけでもない電話には何の意味があったのでしょうか?
両親を亡くし、姉の宮野明美も無くし、組織からも出て「孤独」を感じる灰原の慰めどころだったのですね。そうやっていつも留守番電話に繋ぎ、声を聴き、一方的に話し、気持ちを落ち着かせていたということです。切ないですね。
コナンは誰になんのために電話をしていたのか知っていてそっとしておいていましたが、組織に見つかるリスクがあるからやめるように灰原に伝え、またコナンは電話線を抜くことで、黒の組織が逆探知しているのを遮断したのです。
実際黒の組織のジンとウオッカは灰原を探すのに宮野明美の部屋で電話を見て逆探知していましたが失敗に終わりました。しかし、灰原のつぶやきからツインタワーに行くという内容だけは聞きとられてしまいました。
だからのちにこの天国へのカウントダウンのメインの話であるツインタワーに黒の組織が現れたわけです。
名探偵コナン天国へのカウントダウン灰原の「任務は完了したわ」は裏切り?
「天国へのカウントダウン」で宮野明美に電話している時「任務は完了したわ」と話しています。このセリフ、実は灰原が裏切っていたのではないかとネットでもざわついていました。
灰原哀のセリフだけに非常に意味深な言葉になるので気になったシーンでしたが…予告のみで使われていたというオチです。
本作品の中で阿笠博士はこっそり電話をしている灰原哀を見かけて、組織に寝返ったのか心配をしてコナンに伝えたのですが、コナンは誰に電話をしていたのか知っていたので心配しなくていいと答えていました。
まとめ
灰原哀が何度も電話している相手は、宮野明美で、正確に言うと姉の残した留守番電話を聞いているのです。
灰原哀が今は亡き姉に電話をしている意味は、「寂しさを紛らわすため」「不安を取り除くため」なのでとても切ないですよね。
姉の声を聴きながら安心し、自分の気持ちや行動を話し自分を確かめるように一方的に留守番電話に向かって話しているのです。
両親もいない、姉も失った灰原哀の孤独感を癒すそんな場所だったんでしょうね。