ジブリ作品において、「千と千尋の神隠し」は大ヒット中の大ヒットでしたよね。独特な世界観で、当時他の映画と比較しても、絵がとてもきれいなことでも評判でした。
千と千尋の神隠しは題名の通り、主人公千尋が神隠しに会ったような物語なのですが、もう一つの世界で「千」という名前をもらって、仕事に奮闘します。
主人公は千尋ですが、相手役?というか男性の主人公的な役割が「ハク」です。ハクは神隠しにあった場所で出会うのですが、実は、その前の千尋の生きてきた世界でもすでに出会っていたんです。
ハクの正体はいったい誰なのでしょうか?!
今回の記事では、
- 千と千尋の神隠しのハクの正体は?
- 千と千尋の神隠しのハクがハンコを盗んだ理由は?
- 千と千尋の神隠しのハクの名前の由来は?
などを紹介していきますので、千と千尋の神隠しの「ハク」について詳しく知りたい方はぜひ最後まで読んでくださいね。
千と千尋の神隠しのハクの正体は?
千と千尋の神隠しのハクはかっこいいですよね!しかも白い龍にも変身するのですが、その姿もまた更にかっこいい!そんなハクはいったい何者なんでしょうか?
見た目は千尋より少し年上の男の子で、龍に変身するので、龍が正体のような気がしていましたが、なんと「川の神様」なんです。
そしてなぜ千尋と繋がっているのかというと、千尋の小さいころ住んでいた場所の近くに流れていた川が「こはく川」というのですが、まさにこの川の神様だったのです。
だから、千尋とハクは幼少のころにすでに出会っていて、お互いの存在を知っていたということになります。
実はハクにはモデルがあって、そのモデルは実在する記紀神話の「饒速日命」で、そこから名前を取ったらしいのですが、キャラクターや性格などは独立していて饒速日命がモデルではないようです。あくまでも名前だけですね。
千と千尋の神隠しのハクがハンコを盗んだ理由は?
千と千尋の神隠しのハクが、瀕死の思いをしてまで銭婆からハンコを盗んできました。龍神の姿で、口から血を流して帰ってきたハクは、盗んだハンコが体内に入って苦しい思いをしていました。
そこで千尋が草団子を口に押し込むと、ハクは落ち着いたという流れでした。
こんな思いをしてまで、銭婆から盗んだハンコ。このハンコはいったいどんなもので、何のためにハクは盗んだのでしょうか?
まず、ハンコは、「魔女の契約印」です。相手を思いのまま支配できる呪いがかかります。この契約を使っているからこそ、湯婆婆の所では働いている動物は、人間の姿になったり、動物だけど話せたりしているのです。
きっと、銭婆のハンコには、今、湯婆婆が持っているハンコとちがう力があったのでしょう。それに二人は敵対していたので、このハンコを盗むことで、湯婆婆が銭婆の存在を恐怖に思わないようになるからということだと思います。
ハクは湯婆婆の使われの身だったため、指示に従って銭婆のハンコを盗みにいったのです。
千と千尋の神隠しのハクの名前の由来は?
千と千尋の神隠しのハクは、「川の神様」であることは前述しました。そしてその川が「こはく川」と呼ばれた川だったのですが、こはく川の神様は、「ニギハヤミコハクヌシ」と言います。
「ニギハヤミコハクヌシ」、これがハクの名前の由来です。
そしてハク自身は、自分で本名を覚えていません。ずっとハクとして生きてきたからです。でも最終的に、千尋のおかげで自分自身が何者か、自分の名前が何だったのかを思い出すシーンがありました。
このシーンはけっこう感動的でしたよね。
ハクと千尋が別れる時に、ハクは「元の世界に戻る」と言っていました。その後、戻れたのか?そして千尋との再会があったのかは、物語では書かれていませんが、再会していることを願いたいです。
まとめ
千と千尋の神隠しのハクの正体は「川」、「川の神様」です。千尋の小さいころ住んでいた場所の近くに流れていた川の神様なのです。
ハクがハンコを盗んだのは、湯婆婆の指示に従ったからです。湯婆婆が、銭婆のハンコを欲しがったのは、銭婆の魔女の力が欲しかったから。そのために、ハクに盗ませたのです。
ハクの本名は、ニギハヤミコハクヌシ。この名前を湯婆婆に奪われ、ハクとしてずっと生きてきました。自分の本名も忘れ、川の神様だという記憶もなくしていました。しかし、物語の最後に千尋のおかげで記憶を取り戻します。
最後にハクは元の世界に戻るといって千尋と別れました。二人がまた再会した続きの物語がぜひ見たいと思っているのは私だけではないでしょう!